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平成20年度リスク研究センター助成研究報告 0803

米国におけるリスクファイナンスの実証分析

経済学科 教授 中野裕治 
共同研究者 国際センター特任准教授 前田祐治 

 1990年代以降のリスクマネジメントは、保険の発展した形としてのリスクファイナンスから始まり、保険商品、金融商品の枠を越えた、金融と保険を融合した“ハイブリッド”で“戦略的”なリスクファイナンスまで発展してきた。 特に2000年以降は企業のすべてのリスクを包括して管理する“統合的リスクマネジメント”さらに“エンタープライズリスクマネジメント(ERM)”まで進もうとしつつあるのが現状である。 しかし、一方でこのような高度なリスクファイナンスを悪用する例(豪HIH保険会社、AIG社、等々)やリスクファイナンスの結果としての倒産事例(HIH社、大成火災)が2002年以降明らかになり、規制強化に向けた法律の改正、監督官庁の監視の強化などの動きが欧米で見られる。今後のリスクファイナンスの進展が注目される。

研究成果発表の時期と方法
2008年10月25-27日、函館市公立未来大学にて開催された第45回地域学会において研究発表を行った。同研究発表の論文も現在投稿中である。

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