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平成23年度リスク研究センター助成研究報告 1102

リスク研究関連の滋賀大学知的財産アーカイブの構築

情報管理学科 教授 齋藤邦彦 

時系列分析プログラムTest(S)、Test(ABN)は中野裕治先生滋賀大学名誉教授と岡部靖憲東大名誉教授、Maciej Klimekウプサラ大学教授によりLangevin方程式に基づいて開発された。Test(S)は時系列データの定常性を調べ、Test(ABN)は定常性の破れをその前の時系列データだけから調べる手法である。地震やオーロラといった自然現象、脳などの生命現象、株価、マネーサプライといった経済現象にまで広く利用されている。これらのプログラムは中野教授によりBasicで実装された。
今回はこのプログラムをベースに、最新のプログラム言語Javaにより再構築した。また、プログラム理解支援のためにTex文書とJavaプログラムを連携させるツールを開発した。定理や数式をプログラム表示系に埋め込み、論文PDFと相互参照させ、プログラム読解とあわせて理論の理解をすすめることを可能にした。

【研究成果発表の時期と方法 】
成果の学会発表、およびWeb等によるプログラムの公開(リスク研究センターを通じて)

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