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第1回国際シンポジウム―The 1st International Conference on Risk in Economics and Society, Shiga University (RESSU)―

リスク研究センターでは、平成29年11月18日(土)に、The 1st International Conference on Risk in Economics and Society, Shiga University (RESSU)を開催致しました。D2-Main Photo.JPG


 今年1月に長崎大学と西南財経大学と共催の国際会議を京都・彦根で執り行いましたことは、以前皆さまにご報告させて頂いた通りです。この度は、そこでの経験を活かして、11月17~18日に滋賀大学彦根キャンパスにD2-B1-1 (5).jpgて、リスク研究センターが単独で行う国際シンポジウム「Risk in Economics and Society, Shiga University (RESSU、レスー)」を開催いたしました。本国際会議は、滋賀大学経済学部が研究の基点となれるように、経済学を中心とした幅広いリスクに関連する研究報告の場として企画をしたものです。初年度となる2017年のシンポジウムテーマは、Asian Economies in the Globalized World「グローバル化する世界におけるアジア経済」として、世界中に広報を行いました。
 論文募集に関しては、ドイツに拠点のあるInomicsポータルサイトに有料登録で広報を依頼し、リスク研究センター運営委員の個人的ネットワークにも頼り、国際学会メーリングリスト等でも周知を図りました。論文審査によりお断りした研究報告や、予定変更による報告キャンセル等もありましたが、最終的には14本の研究報告が行われました。1月の国際学会よりは小規模になりましたが、今回のRESSU(レスー)への参加者の研究報告には素晴らしいものが多くありました。それもそのはず、参加者の所属には世界の有数な大学であるコロンビア大学(米国)や香港市城大学(香港)が含まれていたことからも明らかです。また、ジョージア工科大学(米国)・グアファナト大学(メキシコ)・西南財経大学(中国)の研究者や、 日本国内大学在籍の外国人研究者や博士後期課程留学生、国際的に活躍している国内研究者の参加もありました。滋賀大学経済学研究科の修士学生も、授業の一環として多くの参加がありました。
 学会前夜の11月17日(金)には、国際共同研究を促進する目的のため、研究者同士の交流を図る機会として、午D1-Sake (11).JPG後よりチャーターバスを用いて、参加者一同で彦根市近隣の伝統産業(酒蔵 岡村本家様)や歴史遺産(彦根城)を訪問し、夕刻以降にウェルカムレセプションを開催しました。フライトや業務都合で全員の参加はかないませんでしたが、参加者の皆さんにはとても喜んで頂きました。D1-Uosei (1).JPG
 国際学会当日の2017年11月18日(土)には、午前9時より午後6時まで、滋賀大学彦根キャンパス・士魂商才館3階のセミナー室Ⅰ・Ⅱを併用し、パラレルセッション形式で論文発表の場を設けました。発表論文は、午前に8本・午後に6本で、討議題目は、マクロ経済・ミクロ経済・ファイナンス・国際経済など多岐の分野に及びました。また、研究報告をする参加者には、事前に決定した討論者からのコメントを受けられるシステムにしました。このシステムのおかげで、海外からの参加者は自分の研究報告に加えて、必ず別の参加者の研究報告についてコメントをすることにもなります。大規模の国際学会になると、時間やプログラム作成の制約から、このようなシステムを取りにくくなります。しかし、学会D2-LoungeRoom (9).JPGに参加する最大のメリットというものは、報告者と討論者の間に生まれる研究交流であることが多いと感じています。また、リスク研究センター運営委員である石井准教授、近藤教授、竹村准教授、森教授には、各セッションの座長としてプログラムの円滑な運営並びに研究者間の交流促進に活躍して頂きました。
 これで、年度では2年度連続、2017年で考えると一年で2回の国際学会の開催をリスク研究センターが中心となり実施してきました。滋賀大学では、現在、国際交流並びに国際化の機能強化を重要視していますが、これらの事業により少しでも滋賀大学の国際化の発展に寄与できればと運営委員一同が考えています。今後もこのRESSU(レスー)がキーワードとなり、第2回以降も毎年開催することが実現できれば、滋賀大学の国際研究活動のレピュテーションが強まり、幅広い国際交流の活性化も期待できることでしょう。


謝辞: まず、位田学長には、この国際学会開催に係る費用を学長裁量経費にて支援して頂き、またご多忙にも関わらず学会開会式のためのビデオスピーチを準備して頂きましたことに感謝いたします。小倉経済学部長には、企画当初から参画して頂き、前日のレセプションパーティ並びに学会開会式にてスピーチをして頂き感謝しております。事前準備並びに当日の円滑な運営は、リスク研究センター事務補佐員の萩原氏とデータサイエンス学部・経済学部共通企画係の松崎氏のお二人の活躍に大いに助けられました。学会前日のイベントについては、小野教授のご尽力にも感謝しています。また、当日にスタッフとして活躍してくれた経済学研究科大学院生のタリン氏・全氏、経済学部生のトゥー氏・青木氏・安藤氏・沈氏・寺地氏・貝藤氏に感謝いたします。

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■今年度のテーマ

Asian Economies in the Globalized Worldposter20171118.jpg

■日時・会場

日 時:平成29年11月18日(土) 9:00-16:40
会 場:滋賀大学彦根キャンパス 士魂商才館3F セミナー室Ⅰ・Ⅱ  ■会場アクセスのご案内 

■シンポジウム参加対象者

経済ならびに社会科学分野の研究者、実務家、大学院生、学生等

■これまでのリスク研究センター主催国際シンポジウム参加者

日本、アメリカ、カナダ、イギリス、イタリア、フランス、ポルトガル、インド、マレーシア、中国、韓国、台湾、オーストラリア等の研究者

■Call For Paperの期間

平成29年8月31日(木) ← 延長致しました


このホームページに関するご意見・ご質問は
滋賀大学経済学部リスク研究センター TEL:0749-27-1404 FAX:0749-27-1189
E-mail: risk@biwako.shiga-u.ac.jp までお願いします。