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韓国の有力紙である「嶺南日報」の2013年11月18日号に滋賀大学リスク研究センターと関西広域連合の取り組みが大きく紹介されました。その扱いは新聞の片面のすべてを占めるものです(写真)。
2012年3月に日本の関西広域連合と韓国東南部の広域連合である大慶圏広域発展員会の協業をコーディネートしたリスク研究センターは、 3者で締結した協定書 (MOU)にある(1)日韓の環境研究と(2)産業振興を進めてきました。2012年には 日韓国際 環境シンポジウムを開催し、 琵琶湖ビジネス メッセへの韓国16企業・団体の出展と日韓女性知事副知事会談などを実現しました。2013年には韓国デグ市で開かれた グリーンエキスポ へ滋賀大学と関西広域連合の共同ブースを出展したり、第2回国際環境シンポジウムに参加しました。
今回は、京都の舞鶴と韓国の浦項を結ぶ定期フェリーの運航路線の開設に伴い、韓国南部の主力紙である「嶺南日報」から取材を受けることとなりました。崔東俊浦項迎日新港湾(株)社長、嶺南日報の金信坤東部本部長や関西広域連合の亀沢企画課長らを交え、約2時間の質疑や議論を進めました。関西広域連合の創設の意義や活動実態、意思決定の方式、そして予算編成など議論は多岐にわたりました。写真の中央には久保リスク研究センター長と金経済学部准教授が写り、この会談が滋賀大学により主催していることが明確にされています。
嶺南日報は韓国南部で6万部の発行数を誇る主力誌で、この記事は韓国で大きな話題となっています。その背景には新しく大統領に就任した朴クネ氏による韓国の地方自治政策の見直しがあり、韓国における広域連合の位置づけが変わることがあります。その一つの見本として関西広域連合があることから、リスク研究センターのこの2年間の活動はこの動きを先取りしていたことになります。
成長市場であるアジアに大学として食い込むには戦略性と長期的な地道な取り組みが必要であると考えます。(滋賀大学リスク研究センター 久保英也)
写真向かって左から、亀澤博文事務局企画課長、金秉基滋賀大学准教授、久保滋賀大学教授、李正熙成美大学教授、金信坤嶺南日報社東部本部長、崔東俊浦項迎日新港湾(株)社長 |
嶺南日報 H25年11月18日付新聞 拡大版は →こちら をご覧ください。 | 写真向かって左から、金信坤嶺南日報社東部本部長、金秉基滋賀大学准教授、亀澤博文事務局企画課長、久保滋賀大学教授、李正熙成美大学教授 |
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