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この度、『第三の道の経済思想―危機の時代の羅針盤』(福田敏浩著)が、晃洋書房より刊行されました。(リスク研究センター助成)
第三の道とは、既存の資本主義と既存の社会主義(または集産主義)をともに超える経済体制を提案する学説と、両体制の中間にある混合体制を主張する学説を総称したものである。そのような第三の道論は既存の経済体制のシステム・リスクが高まった危機の時代に登場した。両大戦間期、1940年代後半、1960年代そして1990年代である。例外はあるが、主要な学説はほぼこれらの時期に集中しているといってよい。第三の道論は危機を乗り越える道を提案したのであり、いうなれば暗夜の海霧に進路を指し示す羅針盤の役割を演じてきたのである。
第三の道の経済思想―危機の時代の羅針盤
福田敏浩著
晃洋書房 213頁
ISBN978-4-7710-2230-0
【目 次】 序 章 第三の道論の系譜 第 1章 ドイツ新自由主義 第 2章 競争秩序の世界 第 3章 経済ヒューマニズムの世界 第 4章 社会的市場経済の世界 第 5章 ドイツ社会主義の第三の道 第 6章 マルクス主義の第三の道 第 7章 体制収斂論と第三の道 第 8章 グッド・ソサエティ論と第三の道 第 9章 経済体制のダイナミックス
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