経済学部

TOP経済経営研究所(ebrisk)■未来社会研究未来パラダイム研究班 ≫ 『放課後あそび場プロジェクト』(2023.4月~5月)

『放課後あそび場プロジェクト』(2023.4月~5月)

開催概要

  • 日時:2023年4月13日(木)・5月11日(木)17:00-18:00
  • 場所:滋賀大学彦根キャンパス 新グラウンド
  • 対象:小学生30 名(先着順)
  • 参加料:無料(1 日スポーツ傷害保険込み)
  • 講師紹介:小倉 圭(オグラ ケイ)滋賀大学経済学部講師
  • 専門分野:ライフサイエンス / スポーツ科学


開催報告

 現代社会においては,子どもが自由に身体を動かしてあそぶための「空間・時間・仲間」が減少し,運動あそびの機会が失われました.本来スポーツの前段階としてあるべき運動あそびが消失したことにより,スポーツは習わせるものとなり,スポーツを始める経済的,心理的敷居が高くなっています.その結果,子どもの基礎的体力や運動能力のバランスの良い発達,さらに社会性やコミュニケーション能力などの心の発達の機会が失われています.

 このような社会課題の解決に向けて、経済経営研究所未来社会研究部門では『滋賀大学放課後あそび場プロジェクト』を実施しています.このプロジェクトは,滋賀大学彦根キャンパスの運動施設を定期的に開放し,子どもが気軽に運動あそびを行うことができる機会を提供するほか,子どもの心身の発達を促す効果的な運動プログラムを提供することで,地域振興および社会課題の解決に寄与することを目指すものです.

 昨年度2回のプレ企画を実施し,本年度から本プロジェクトは本格実施することになりました.413日(木)に1回目,511日(木)に2回目を開催しましたが,両日ともに約30名の子どもたちが参加し,彦根市外からの参加者もみられるなど大盛況でした.子どもたちは,広大な芝生のグラウンドの中で,普段は公園などでできないような野球やサッカーなどのボールあそびを思い切り楽しんだり,フライングディスクや的当て,竹馬など,様々なあそびを楽しんだりしていました.また,本プロジェクトは,学年の異なる小学生や大学生,教職員や保護者の方のような大人など,様々な年代が交流する場となっています.今回も,この機会に初めて会う友達同士が声を掛け合って一緒にあそんだり,大学生と一緒にあそんだりする子どもたちの様子がみられ,社会性を育むための貴重な場となっています.

  6月の開催日程は8日(木)と29日(木)となりますので,次回も多くの皆さんの参加をお待ちしております.

(経済学部 講師:小倉圭)


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