経済学部

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経済学部

学部理念

(1)建学の理念と誇りうる独自性

本学部の前身、彦根高等商業学校は、建学の精神として「士魂商才」を謳い、それに対し養成すべき人材としての相互扶助・社会奉仕的精神をもった商業的技術の専門家という独特の意味を付与しました。それは、地域社会への奉仕・貢献を前面に出し利益追求を副次的とする近江商人の精神と大きく合致するものでした。こうして、幕末期彦根藩が示していた視野の開明性・先見性と教養重視の伝統とも相俟って、彦根の地に、高い人格と豊かな教養を備え地域社会にも貢献できる専門職業人の養成の場が創り出されました。
そうした彦根高商の伝統を受け継いで、第二次世界大戦後、発足した滋賀大学経済学部は、経済界等に多くの優れた人材を輩出しながら、社会と地域の要請に応えて大きな発展を遂げてきました。そして、古来より近畿・東海・北陸の経済的文化的交流点であり、琵琶湖をかかえ環境意識の高い滋賀県に立地する本学部は、国立大学経済学部として、多様性を内包する3専攻を有し全国最大規模の陣容を整えていること、国宝「菅浦文書」をはじめ中世社会に関する我が国第一級の史料や近世近代の古文書群を収蔵する附属史料館が近江商人・近江地域史研究の拠点になっていること等の独自性を備えるに至っています。

(2)学部の教育理念

滋賀大学経済学部は、これまでの実績と伝統に安住することなく、独自の工夫をこらした改革を進め、急激に変化する社会と地域の要請に応え、有為の人材の養成と高次の知識創造・学術文化に資する高等教育機関としての発展を目指しています。 本学部は、建学の精神を現代に活かした教育理念として「国際的な視野をもち、環境に配慮しつつ地域社会にも貢献できる、個性ある専門職業人の養成(グローバル・スペシャリストの養成)」を掲げ、その資質としての「意識・知識・見識」の涵養とそれを基礎にした課題探求力の育成に取り組んでいます。

学部の特長

国立大学最大規模だからこそ実現できる、真の分野横断的な学び
経済学部総合経済学科は、経済学、経営学に加え法学、人文学など領域を超えた学びによる総合知を養成します。また、幅広く教養科目や専門科目を学んだうえで、3年次進級時に専攻を選択する「レイトスペシャライゼーション」を導入します。入学後に学んだことや自分の適性を踏まえて専攻分野を選択することで、多様な学びと専門性を両立します。さらに、時代をリードするスペシャリスト養成特別コースとして、グローバル・コースとデータサイエンス・コースを設置。彦根の地から世界に羽ばたき、未来を担う若者を輩出していきます。

士魂商才に根ざしたグローバル・スペシャリストの養成
「士魂商才」とは、豊かな教養を身につけた上で実践的教育に依拠する地域貢献を目指すという、彦根高等商業学校以来の精神的支柱を意味しています。 それが発展した姿として、国際性・学際性・統合性の3つを兼ね備えた高度専門職業人=グローバル・スペシャリストを送り出すことが、経済学部の社会的使命です。

カリキュラム(令和5年度入学以後)

カリキュラム





グローバル・コース (Global Course)について

データサイエンス・コース (Data Science Course)

カリキュラム(令和4年度入学以前)

本学部の教育制度上の最大の特徴は、カリキュラムの階層構造と、4年間連続の少人数教育です。前者は、導入段階・基礎段階・専門段階の3部構成をさしますが、 ただ単に下から上へ積み上げられるだけでなく、必要に応じて相互に行き来できるという有機的な機能(トライアングル)も示します。 一方後者は、入学から卒業まで一貫して教員との密接な交流を保証し、学生の知的興味・関心にきめ細かく対応できる仕組みを提供します。

(図をクリックすると、別ウィンドウで大きく表示されます)

カリキュラム

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経済学部3ポリシー

アドミッション・ポリシー(学生受け入れ方針)

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)