経済学部

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未来社会研究プロジェクト「先端ビジネスシステム研究」第1回講演会(20230710)

令和5年度(2023)

   第1回講演会

  • 日時:2023年7月10日(月)10:30~12:00
  • 演題:伝統工芸品の新製品開発-生産性と文化性の観点から-
  • 会場:滋賀大学彦根キャンパス 14番講義室(キャンパスマップの④校舎棟へお進みください)
  • 講演者:乾 陽亮 先生(乾陽亮設計事務所 代表)
  • 開催様式:対面(「経営学からの問い」の授業内の開催となります。)


 講演報告

現在、日本の伝統工芸品を生産する産地、即ち伝統産地は苦境に立たされている。伝統産地の販売額はバブル経済をピークとし、2017年には約1/5、従業員数は1/6にまで減少しており、その減少率は80%を超える伝統産地も多いのである。現在、多くの伝統産地はこれまでのビジネスの方法を再検討し、現代の時代や生活様式に適合した新商品の開発が盛んとなっている。

 本講演会で招聘した乾陽亮氏はデザイナーであり、苦境に立たされている伝統産地で数々の新商品を開発し、成功を収めた商品も多い。本講演会では、乾氏がこれまで関わって来られた美術工芸、作家工芸、伝統工芸の各分野の特質の相違を解説していただくと共に、各分野での新商品開発の手法について具体的な事例に基づいて、詳述していただいた。また、特に、これからの伝統工芸品、それを制作する伝統産地が長期継続していく上での課題について、デザイナーという立場からご講演いただいた。

(文責:総合経済学科准教授 柴田淳郎)


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