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TOP経済経営研究所(ebrisk)■未来社会研究未来パラダイム研究班 ≫ 未来社会研究部門『放課後あそび場プロジェクト』プレ企画 第2回(20221207)

未来社会研究部門『放課後あそび場プロジェクト』プレ企画 第2回(20221207)

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■第1回目のプレ企画の様子 その1(9月22日開催)

■第1回目のプレ企画の様子 その2(9月22日開催)


開催概要

日時:2022 年12 月7 日(水) 17:00 ~ 18:00
場所:滋賀大学彦根キャンパス 体育館
対象:小学生20 名(先着順)
参加料:無料(1 日スポーツ傷害保険込み)
講師紹介:小倉 圭(オグラ ケイ)滋賀大学経済学部講師
専門分野:ライフサイエンス / スポーツ科学

開催報告

 近年、子どもが自由に運動遊びを行うことができる場所や機会が消失したことで、将来獲得すべき様々な運動やスポーツ動作の土台となる「多様な運動体験」が減少しています。その結果、子どもの基礎体力や運動能力の低下、さらにはスポーツの習い事化(エリート化、二極化)などが問題となっています。

 このような社会課題の解決に向けて、経済経営研究所未来社会研究部門では、主に小学生を対象として、『放課後あそび場プロジェクト』を計画しています。本プロジェクトでは、学内の運動施設を無料開放し、子どもが自由に運動あそびを行うことができる場所を提供すること、そして基礎体力や運動感覚が自然と養われるような多様な運動プログラムを提供することを目的としています。来年度以降の本格実施に向けて、127日に本プロジェクトのプレ企画第2回目を実施しました。

  2回目となる今回は、実験的に体育館のメインフロアで実施しました。当日は地域の子ども11名が参加し、彦根市外からの参加者も多くみられました。室内での開催であるため、広い敷地を利用した野球やサッカーなどのあそびはできませんでしたが、ドッヂボールやバレーボール、バドミントンなど、様々な遊びを楽しむ様子がみられました。また、親も楽しめるように竹馬やコマなど、室内ならではの伝統的なあそびも用意し、親子の交流の機会や多様な運動体験を提供することを努めました。

 参加者の様子をみると、子どもたちはドッヂボールや的当てなど、特にボールを投げてあそぶ様子が多くみられ、運動能力の中でも近年特に低下傾向にある「投能力」の発達に寄与できる可能性がうかがえました。また、1回目にも増して親も一緒に楽しむ姿がみられ、子どもの運動機会だけでなく、仕事終わりや家事の合間での親の貴重な運動機会、心身ともにリフレッシュする場としても機能する可能性も感じることができました。運営補助として参加した学生も積極的に子どもたちとかかわっており、お互いにいい刺激を受け合っている様子でした。

  本年度は、今回を含めて2回のプレ企画を実施しました。あそびの内容やプロジェクトの運用面での課題など様々な課題を整理・改善していきながら、来年度の本格実施に向けて進めていきたいと思います。

(社会システム学科 講師 小倉圭)


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