書誌情報
【書名】シンガポール「多人種主義」の社会学 団地社会のエスニシティ
【著者】鍋倉聰
【ISBN】ISBN978-4-7907-1517-7
【出版年月日】2011.3.31
【頁数】302ページ
【定価】3,800円+税
【出版社】世界思想社
異なった背景をもつ者どうしの共存の可能性を探る観点から、人種暴動や民族紛争ではなく、平和裡に営まれる団地の日常生活に密着。それで暮らす人々の視点から、多人種主義と総団地化社会、標準化と差異化のせめぎ合いを精緻に描き出し、グローバル化のもたらす原理的相克について考察を進める。
【目 次】
- 第1章 エスニシティ論の系譜
- 第2章 シンガポール社会の特質
- 第3章 多人種におけるアイデンティティの三層
- 第4章 団地研究における人種の顕在化と潜在化
- 第5章 総団地化社会実現後のシンガポール
- 第6章 分譲団地取り壊しプログラムのもつ意味
- 第7章 都心部団地における近隣関係の展開と団地再開発―ブキホスイ団地の事例から
- 第8章 郊外型団地における多人種関係の展開と団地再開発―タマンジュロン団地の事例から
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