9月10日~15日、経済学部学生18名がラオスを訪れ、現地の大学生や小学生との交流活動を行いました(以下、ラオスプロジェクト)。ラオスプロジェクトは2011年から毎年行っている活動で、今年が16年目になります。学期中のゼミでは、貧困問題、国際開発、SDGsなどについて学び、夏休みに課外活動としてラオスプロジェクトを行っています。現地では主に、①ラオス国立大学での学生交流活動、②農村部にある少数民族の小学校での支援活動、③現地企業や在ラオス日本国大使館、JICA(国際協力機構)、JETRO(日本貿易振興機構)の訪問という3つの活動を行っています。

今年は初日に在ラオス日本国大使館を訪問し、日本の対ラオスODA政策、日系企業の動向、中華資本とラオスのインフラ整備などについて大使館職員から説明を受けました。その後、参加学生の質問に大使館職員が詳しく解説してくださる質疑応答の形で2時間程度お話を伺い、ラオスの経済や社会状況をより深く理解できました。

ラオス国立大学経済経営学部では、同学部大学生と異文化理解を目的としてお互いの文化を紹介した後、ラオスの伝統舞踊を習い一緒に踊りました。また「観光業の促進は地元の利益をもたらすのか」をテーマに英語でのディスカッションを行いました。ラオス国立大学での学生交流を通じて、SDGsの「4.質の高い教育をみんなに」の必要性を改めて感じ、ラオスにより興味を持つことができたこと、国を越えて仲間を作ることができた経験を、活動を通して得ることができました。

また都市部と農村部の小学校を訪問し、衛生と健康に関する活動として、石鹸を使った手洗いを児童に教えました。その後、けん玉や折り紙、サッカーを通して大学生と児童が楽しい時間を過ごしました。そして未だに文房具が不足しているところが多いので、佐和山小学校より寄付していただいた古着、文房具、石鹸などを農村部の小学校に届けることができました。実際に現地を訪れることで、日本の小学校との違いだけでなく、ラオス国内でも都市部と農村部の小学校には大きな違いがあることを知り、教育環境や生活環境について考える貴重な機会となりました。今後は日本の小学校を再訪し、ラオスの現状や今回の活動を通して学んだことを伝えていく予定です。こうした交流を通して、日本とラオスの子どもたちが互いの生活や文化に関心を持ち、国際理解を深めるきっかけとなることを目指していきます。

私たちはこのプロジェクトを通じて、途上国の現状を改善していくためには、金銭的支援だけでなく、初等教育や健康への支援をしていくことが肝要なのだと気づくことができました。
金ゼミ代表 中清水 凱
