経済学部・森宏一郎教授が査読付き国際学術雑誌 Journal of Cleaner Production に論文を発表
経済学部・森宏一郎教授が査読付き国際学術雑誌 Journal of Cleaner Production に論文を発表しました。
共著者の京井尋佑氏は本学卒業生(森ゼミ)で、山形大学人文社会学部の先生です。
論文情報
Kyoi, S. and Mori, K. (2026). Diffusion Mechanism of Pro-environmental Behaviors in Social Networks: Experimental Approach. Journal of Cleaner Production, 580, 149641.
https://doi.org/10.1016/j.jclepro.2026.149641
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0959652626021839
概要
本研究では、人と人とのつながりを通じて、環境に配慮した行動がどのように広がるのか、また、その行動を促すには何が有効なのかを調べました。参加者がお金を出し合うことで、気候変動による災害のリスクを減らせるゲーム形式の実験を行いました。その中で、参加者同士がオンラインでやり取りできる場合や、環境に配慮した行動の手本を示すコンピュータープログラム(ボット)が加わる場合に、参加者の行動がどう変わるかを分析しました。
主な結果は三つあります。
① 参加者同士がやり取りできる機会は、環境に配慮した行動を促し広げるうえで有効とみられました。一方で、「もっとお金を出してください」といった直接的な働きかけを受けると、かえって配慮行動が減りました。
② 積極的に環境に配慮した行動をとるボットが加わると、そのボットと直接つながっている参加者の配慮行動は増えました。
③ 参加者は、「周囲の人の行動に合わせる」「積極的に取り組む人を手本にする」「他の人の協力に頼り、自分の負担を減らす」という三つの考え方を組み合わせて、自分の行動を決めていました。ただし、積極的な人を手本にする傾向が強い人は、他の人の協力に頼る傾向が強い人よりも、少ないことが分かりました。
学術誌の情報
Journal of Cleaner Production
Impact Factor 10.7
Cite Score 21.3
Q1
Science Citation Index Expanded 収録