経済学部・大学院経済学研究科

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『放課後あそび場プロジェクト』(2024.10月)

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▷2024年10月の開催報告

▷写真(20241010)

日時:2024年10月10日(木)17:00~18:00

  • 場所:滋賀大学彦根キャンパス 新グラウンド
  • 対象:小学生30名(保護者の付き添いがあれば未就学児も可)
  • 参加料:無料(1 日スポーツ傷害保険込み)
  • 責任者:小倉 圭(オグラ ケイ)本学経済学部講師
  • 専門分野:スポーツ科学/コーチング

参加者:13名(うち1名初参加)

 秋晴れの一日でした。日中との寒暖差が大きく、琵琶湖側からグラウンドに吹きつける北風が次第に強くなっていきます。10月は小学校行事も盛んな時期です。参加人数は少なめでしたが、その分、たくさん集まってくれた学生たちの目が行き届き、濃密な交流が生まれました。職員は付き添いのお母様たちとおしゃべりする中で、学生たちの活躍に好感を持ってくださっていることがわかり安堵しました。

 子どもたちは、おどけたり、おもしろがったりしながら、大きな声を出してひたすら学生を追いかけています。あそびの基本のような光景が新鮮に映ります。

 「折り畳み式トンネル」は変幻自在。潜り込んだり、中から顔をのぞかせたりする子どもたちの思うままに操られています。芝生を渡る風にあおられると、トンネルはひとりでにグラウンドをコロコロ。横並びになった3人の子どもたちが風上に立ち、トンネルを指差し「動け~」と魔法をかけると、まるでハンドパワーでコントロールされているみたい。子どもたちも夢中です。

 大きなバランスボールも大人気。座ったり、腹ばいになったり、持ち上げたり。取り合いなると「ゆずりあい、ゆずりあい」と学生がすかさず声をかけます。

 「竹馬を教えてください。」と積極的に学生に声をかけて補助を求める子もいます。支える角度が難しいのですが、学生との息もぴったり。

 ひとりの子が学生に「一輪車に乗るのを助けてください。」と言いました。乗り方を教えてほしいのかな?と一瞬思ったのですが、それはこちらの早とちり。サドルをまたいでペダルに足をかける時に学生に手を取ってもらったら、あとはスイスイ。さすがのバランス感覚です。

 ミニサッカーには、学生ふたりも参加。攻防が目まぐるしいスピード感のあるプレーが続きます。全員の足技が光っていました。

 ひとりであそぶことが多かった子も、誰かと一緒にあそぶ楽しさを知り始めています。保護者の元を離れ、あそびの空間に自分から飛び込んでいく姿が頼もしいです。

 コーチから終了の声がかかった後、みんなで行う簡単なお片付けをもう少し徹底できればと思っています。名残惜しそうな子どもたちが、おにいさん、おねえさんにようやくバイバイが言えた頃、先頭からは長い列となりました。2000年になる少し前に流行った映画『マトリックス』さながらに、前を歩く子が振り返っては「ぶっ飛ばせ~」と手のひらで気を送るので、後ろの子は何度も吹き飛ばされてしまい列が前に進みません。秋風が運んできた魔法が解けないまま、全員が帰路についたのでした。

 (事務局)

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