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滋賀大学放課後あそび場プロジェクト

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 プロジェクトの背景・目的

 現代社会においては,社会環境の変化により,子どもの「外あそび」や「運動あそび」の機会が失われています.そのため,運動を全くしない子どもと,専門的にスポーツをする子どもというように,運動機会・体力の二極化が問題となっています.本来,運動あそびから自然と発展していくスポーツが,現代では「習わせるもの」になったともいえるでしょう.もちろん,子どもの頃から本格的にスポーツに取り組むことは素晴らしいことです.一方で,スポーツを始める経済的・心理的敷居が高くなったり,運動発達の面においても早期専門化の弊害や体力の偏りなどの問題が指摘されたりしていることも事実です.

 これらの問題の解決に「運動あそび」が果たす役割は非常に大きいのです.子どもの創造力に基づいた,ある意味無秩序なあそびをたくさん行うことで,基礎体力や運動能力のバランスの良い発達,多様な動きの獲得,環境の変化や外乱への対応力(危険回避能力なども含む),さらには意欲,有能感,社会性の発達など,子どもの時期に身につけておくべき大切な力が自然と身についていきます.

 そこで,「滋賀大学放課後あそび場プロジェクト」は,子どもが気軽に,自由に,思い切り運動あそびを行うことができる場所や機会を提供することを主な目的とし,2022年度のプレ企画を経て,2023年度より本格実施に至っています.

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 活動理念

 本プロジェクトでは,一般的な運動教室やスポーツ教室でみられるような特定のプログラムに沿って活動を進めたり,指導者が積極的に介入したりといったことはあえて行っておりません.その代わりに,様々な運動器具や遊具,しかけを用意し,子どもが自然と運動能力や多様な動きを身につけられるような工夫を行っています.もちろん安全面に留意しながら,子どもの創造力や自発性を最大限尊重し,あそびの中で自然と運動発達を促す場を提供することを主な活動理念としています.

 実際の様子をみても,子どもたちは特別な指示をされなくても,初めて出会う学年の異なる子どもや大学生ともすぐに打ち解け,また時には親子で,自由に運動あそびを楽しんでいます.このように,子どもの社会性を育む場や親子の交流の場ともなっていますので,ぜひ気軽にご参加してみてください. 

(経済学部講師 小倉圭)


【学生アルバイトさん大募集!】

滋賀大学放課後あそび場プロジェクトをお手伝いして頂ける学生アルバイトさんを随時募集しています。

詳しくはポスターをご確認いただき、下記の応募フォームよりお申込みください。

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