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リスク研究センターでは、12月21日、大学院ワークショップ(アジアの課題)において、流通経済大学名誉教授の田多英範氏をお招きし、「日本と東アジアの少子高齢化」と題して、ワークショップを開催しました。 |
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【講演要旨】 去る12月21日に、今年度のリスク研究センター連続ワークショップの最終回として、流通経済大学名誉教授の田多英範氏による「日本・東アジアの少子高齢化」と題した講演が行われました。講演のなかで田多氏は、終戦直後の失業や貧困問題に対応するために日本で福祉国家体制が導入されたこと、高度成長期における完全雇用の達成によりその失業・貧困問題が後景に退き、それに代わる新しい問題として人口の高齢化(1970年代以降)と少子化(1990年代以降)が現れたことを指摘されました。また、現在日本が直面している非正規労働の増加や少子高齢化の問題は、従来型の経済成長や短期的な金融緩和では解決できないという見通しを示されました。講演後には、女性の社会進出と少子化の問題、今年の衆議院選挙と福祉の問題などについて質問と回答が行われました。(文責:李 蓮花) |
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