リスク研究センター
ワークショップ2012/12/7
リスク研究センターワークショップ報告
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リスク研究センターでは、12月7日、大学院ワークショップ(アジアの課題）において、金城学院大学人間科学部教授の王文亮氏をお招きし、「中国の皆保険・皆年金：そのプロセスと実態」と題して、ワークショップを開催しました。 |
【大学院ワークショップ(アジアの課題）第5回】
司会：経済学部教授 久保英也氏・同特任准教授 李連花氏
演 題：「中国の皆保険・皆年金：そのプロセスと実態」
講 師：王文亮氏（金城学院大学人間科学部教授）
日 時：12月7日（金）12：50～16：00
会 場：545共同研究室
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【講演要旨】
12月7日に、リスク研究センターの連続ワークショップ「アジアの課題」の第5弾として、金城学院大学人間科学部の王文亮教授をお迎え、「中国の皆保険・皆年金：そのプロセスと実態」と題した講演が行われました。王氏は、去る10年間の胡錦濤・温家宝政権期の最大の功績は経済の高成長ではなく、社会保障分野における「皆保険・皆年金」体制の構築であると指摘したうえで、中国の歴史上初めて農民を社会保障制度の給付対象に含めた医療保険と養老保険（年金）の普遍化の背景や実施過程を詳しく紹介しました。また、ここ数年の実地調査から、制度運営の実態ではプライバシーの問題や給付の実効性などの問題があることも指摘しました。後半の討論では、中国における格差問題や、社会保障と政治の関係などをめぐって活発な議論が行われました。
（文責：李 蓮花）
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滋賀大学経済学部附属リスク研究センター事務局
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