リスク研究センター
ワークショップ2012/11/9
リスク研究センターワークショップ報告
リスク研究センターでは、11月9日、大学院ワークショップ(アジアの課題)において、東北財経大学国際経済貿易学院准教授の施錦芳氏をお招きし、「日中韓FTAの課題」と題して、ワークショップを開催しました。 |
【大学院ワークショップ(アジアの課題)第3回】
司会:経済学部教授 久保英也氏・同特任准教授 李連花氏
演 題:「日中韓FTAの課題」
講 師:施錦芳氏(東北財経大学国際経済貿易学院准教授)
日 時:11月9日(金)12:50~16:00
会 場:545共同研究室
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【講演要旨】
リスク研究センターが主催する大学院のワークショップ「アジアの課題-リスクの視点から」の第3弾として、11月9日に、中国東北財経大学国際経済貿易学院の施錦芳准教授に「日中韓FTAの課題」と題して講演いただきました。最近、日本ではTPP(環太平洋経済連携協定)が政治家やメディアにより大きく取り上げられる一方で、「東アジア共同体」や日中韓のFTAは、領土問題に対する国民感情の悪化もあり、以前より冷えているように見えます。講演では、地理的近接性や経済規模、補完性などを考えると、日中韓FTAはNAFTAやEUに劣らない重要性と実現可能性を有していると指摘したうえで、日中韓FTAの歴史的経緯や阻害要素、その実現に向けた政策提案などについて詳しく説明いただきました。なお、講演後の討論では、(1)FTAといった比較的低レベルの経済協力であっても国民間の信頼関係の醸成・維持が必要であること、(2)東アジアではアメリカの外交・経済政策の影響を強く受けていること、などについて参加者(学生)と意見を交わしました。
(文責:李 蓮花)
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滋賀大学経済学部附属リスク研究センター事務局
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