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11月16日(金)、リスク研究センターでは、本学の「金融システム論」(担当教員:鈴木康晴)の授業の一環として、下記日程で、近畿財務局長をお招きして特別講義を行いました。
日時:11月16日(金)14:30~16:00 会場:校舎棟2階 第15講義室 演題:社会保障と税の一体改革と今後の課題 講師:池田篤彦氏(近畿財務局長) 司会:鈴木康晴氏(本学経済学部准教授) |
【講演概要】
11月16日に財務省近畿財務局の池田篤彦局長をお招きしてセミナーを開催し、「社会保障と税の一体改革について」と題して御講演いただきました。講演では、最初に財務局の業務についての説明があり、財務局は財務省や金融庁の地方における業務を担っており、財政、国有財産、金融、地域経済の調査、財政行政等のPRなどを行っているとの説明をいただきました。
その後、日本の人口動態等社会経済の変化、社会保障費を中心とした財政状況の推移や国際比較などを通じて、日本の社会保障制度が何もしないと持続できない状態にあり、持続可能なものとするためにはサービス内容と財政収支の見直しが必要で、今般の税制改革はまさにこれを目指したものであるとの説明がありました。社会保障制度と税制の一体改革は現在、政府が取り組む日本の大きな課題であるとともに、政治的にも大きな焦点となっている問題であり、多くの学生が熱心に講演に聞き入っていました。
最後に司会の鈴木康晴准教授から、「社会に参加する我々は公共サービスの受益者であるとともに税負担者でもあり、特に将来を担う若者はどのような社会制度にしていくか、需給と負担のバランスも含めて1人ひとりがしっかり考える必要がある」とのまとめの言葉があり、セミナーは終了しました。 (文責 鈴木康晴)
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