▷2024年11月28日の開催報告
日時:2024年11月28日(木)17:00~18:00
- 場所:滋賀大学彦根キャンパス 新グラウンド
- 対象:小学生30名(保護者の付き添いがあれば未就学児も可)
- 参加料:無料(1 日スポーツ傷害保険込み)
- 責任者:小倉 圭(オグラ ケイ)本学経済学部講師
- 専門分野:スポーツ科学/コーチング
参加者:12名
朝から小春日和ではあったのですが、開始時間の1時間前に雨雲が通過しそうな気配。予報通り一雨ありましたが、空を覆った灰色の雲は一瞬で去っていき、後から青空が追いかけてきました。年内では最後となるグラウンドでの実施です。明るさを取り戻したグラウンドでは、色とりどりのあそび道具が子どもたちを待っています。
「家から走ってきたからもう暑い」と言って、上着を脱ぎながら仲間の元へ向かう子がいます。「子どもは風の子」が実感できる光景です。時間が進むにつれグラウンドの照明はまぶしさを増し、ボールもコーンも風にあおられて、ひとりでに動き出します。追いつこうとしても手が届く瞬間にまた吹き飛ばされて、焦る自分自身がとても滑稽に思えます。
昔も今も「寒いときは相撲をとる」というのがお決まりの様子。手押し相撲を始めた子ども同士が、今度はがっぷりよつに組んでいます。ふざけあっているようにも見えますが、意外と真剣にあそんでいたりする姿がほほえましいです。昨年のこの時期、寒空の下で一対一のサッカーをしていた子は、隙を見ては学生の腰を抱え込みにいっていました。相撲モードに突入すると、学生もちょっと照れくさそう。そんな場面がふと思い出されました。
自分たちが編み出したあそびを「〇〇ハンター」「ボール販売機」などとおもしろおかしく名づけることで、ことばあそびと動きが連動していきます。コーンもトンネルも「本当」はどんなふうに扱われるべきかなんてことはおかまいなし。子どもたちの想像(創造)力にかかれば、どんなあそびにも変化します。コーンにはテニスボールがいっぱい詰められてバケツ代わりになっていました。
来月はいよいよ体育館での実施です。バスケットボールや卓球など、屋内ならではのスポーツも楽しめそうです。
(事務局)
▷2024年11月7日の開催報告
- 日時:2024年11月7日(木)17:00~18:00
- 場所:滋賀大学彦根キャンパス 新グラウンド
- 対象:小学生30名(保護者の付き添いがあれば未就学児も可)
- 参加料:無料(1 日スポーツ傷害保険込み)
- 責任者:小倉 圭(オグラ ケイ)本学経済学部講師
- 専門分野:スポーツ科学/コーチング
参加者:14名
木枯らし一号が吹き荒れ、一気に季節が進んでしまった印象です。参加者はそれぞれがしっかり防寒対策をして会場に現れました。今回は近隣からの参加者が多く、仲間と連れ立って徒歩でやってくる姿が目立ちました。すでに意欲満々の子どもたちがグラウンド前の階段やスロープを駆け上がり、受付に詰めかけてきます。
強風に押されるせいか、子どもたちと学生は団子状態。この季節、グラウンドでの「あそび場」は自然とみんながくっつきがちです。子どもたちにまとわりつかれて学生はもみくちゃ。子どもたちが口々に発するとりとめのない言葉に対しても、学生が逐一おもしろい反応を見せるので、子どもたちも悪乗りしている様子。今回が初めての参加という学生もいましたが、子どもたちに肩車やおんぶをせがまれてすっかり溶け込んでいました。
気ままな集団が、臨機応変に走跳投の道具を使ったあそびを勢いよくはしごしていきます。水分補給を終えると、子どもたちが鬼ごっこをリクエストして「氷鬼」に決まりました。鬼役になった学生がカウントを始めると、子どもたちが蜘蛛の子を散らすように逃げていきます。鬼に追いつかれタッチで凍って動けなくなると、仲間の助けを呼ぶ声があちらこちらから。目まぐるしい場面転換に、見ているこちらが圧倒されます。
ミニサッカーは人やチームが入れ替わりながらも常に誰かがプレーしているといった人気ぶり。身長差のある学生を相手にして本気でボールの奪い合い。フェイントをかけられた子どもたちの負けん気に火がつきます。どちらも一歩も譲らない展開が迫力満点で、遊んでもらっているのは実は学生のほうかもしれないと思えてきました。
帰りは夜道。別れ際、ピースサインが決めポーズの流行りの呪文を学生とおさらいして、次回の約束もできました。家に帰ると、子どもたちはその日の「あそび場」での出来事を振り返りながら、「おねえさんがやさしくて、ずっと竹馬を教えてくれた」「あのおにいさんに次も会えるかなぁ」と仲良くした学生のことを一生懸命家族に話すそうです。
(事務局)
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