経済学部吉田裕司教授の共同研究論文 「Exporter's Productivity and the Cash-In-Advance Payment: Transaction-Level Analysis of Turkish Textile and Clothing Exports」が最優秀論文賞に採択されました。
経済学部 吉田裕司教授の共同研究論文 「Exporter's Productivity and the Cash-In-Advance Payment: Transaction-Level Analysis of Turkish Textile and Clothing Exports」 が最優秀論文賞に採択されました。
【受賞に関して】
授与機関であるトルコのUTrader(国際貿易ネットワーク協会)は、世界およびトルコ国内における国際貿易の発展に貢献するために2019年に設立されました。
https://utrader.org/en/
(英語)
トルコの国際貿易に関する学術的研究に対して、一つの研究に対して授与されるこの賞は、第1回が2022年に始まり、今回が第4回目となります。
先方からの連絡によると、205人の研究者(89大学、7研究所)からの申請の中から選出されたとのこと。表彰式は、イスタンブールにて11月6日(木)にて執り行われます。
https://utrader.org/akademi-odulleri-2025/akademi-odulleri-2025-kazananlar/
(トルコ語)
【研究内容に関する説明】
Akdeniz大学のKemal Turkcan教授と中央大学の吉見太洋准教授との共同研究で、トルコ政府が保有している輸出入の申告書に基づく秘匿データの利活用をした、トルコ企業のインボイス通貨(契約通貨)と貿易契約の選択に関する研究です。
データ分析に関しては、トルコのアンカラとアンタルヤにTUIK(トルコ政府統計協会)事務所に設置されている、インターネットとUSBメモリ等から遮断されているコンピューターにおいてのみ利用が許されていました。滋賀大学学長裁量経費の支援を受けて、2019年にアンカラとアンタルヤの両方のTUIK事務所にてデータ分析を行いましたが、2020年からはコロナ感染の拡大のために一時研究が中断されました。その後に再開されて第二弾の研究成果としてとりまとめられたものがこの共同研究になります。
※この研究論文は、滋賀大学学長裁量経費を基盤とした共同研究プロジェクト事業支援(2019, 2020, 2021 )、平和中島財団助成金、科研費( 20H01518)からの研究支援を受けた研究成果です。