【開催報告】第二回「MacroFinance Workshop」国際ワークショップ:3月8日
3月8日(土)、第二回目となる「MacroFinance Workshop」国際ワークショップ(英語言語使用)を開催いたしました。今回は日本金融学会国際金融部会との共催でした。学外からはマルセイユ大学、経済産業研究所、拓殖大学、京都産業大学、摂南大学、甲南大学、龍谷大学、富山大学、東京大学、民間銀行からの研究報告・参加がありました。 学内研究者としては、経済学部の吉田裕司氏と 井上俊克 氏が参加いたしました。また、本学大学院生の章琴氏、学部生も4名参加しました。
研究水準の高い研究報告がなされ、活発な議論が交わされました。ワークショップの後は、歩いて近くの美湖楽禅にて美味しい食事を交えて研究者間のネットワークが構築されていきました。後ほどの連絡で、参加者間で新しい共同研究を開始することも聞いています。
研究報告のテーマは、(i)三つの暗号通貨価格の集約したものと米国の長短金利スプレッドに連動性があることを示した研究、(ii)新興工業国の金融市場が国際的になることで逆に国際融資を受けることが不安定になることを示した研究、(iii)三つの要因による原油ショックが日本のガソリン価格に与えた影響を示した研究、(iv)世界金融危機以降の中国輸出が為替レートの影響を受けなくなったことを示した研究、(v)不平等が自然利子率に与える影響を日・独・米について示した研究、とどれも興味深く現在の経済課題に切り込んだ研究報告でした。
本国際ワークショップは、滋賀大学学長裁量経費、科研費( 20H01518, 22K18527, 23H00836)の支援を受けて開催できたことに感謝いたします。