経済学部学生がラオス国立大学で交流活動を行いました。
9月1日~8日、経済学部学生19名がラオスを訪れ、現地の大学生や小学生と交流活動を行いました(以下、ラオスプロジェクト)。ラオスプロジェクトは2011年から毎年行っている活動で、今年が14年目になります(新型コロナの影響により1年は中止、1年はオンラインで実施)。学期中のゼミでは、貧困問題、国際開発、SDGsなどについて学び、夏休みに課外活動としてラオスプロジェクトを行っていますが、現地では主に3つの活動(①ラオス国立大学での学生交流活動、②農村部にある少数民族の小学校での支援活動、③現地企業やJICA(国際協力機構)、JETRO(日本貿易振興機構)の訪問)をします。
今年のラオス国立大学での交流は、一日目は現地の大学生と異文化理解を目的としてお互いの文化の紹介と伝統料理をつくる活動を実施、二日目は、ラオスの教育事情についてディスカッションを行い、SDGsの「4.質の高い教育をみんなに」の必要性を改めて感じました。交流をすることで、相手の国により興味を持つことができたこと、国を越えて仲間を作ることができたことが活動を通しての学びです。
また都市部の小学校と農村部の小学校を訪問し、児童に石鹸を使った手洗いを教えるという衛生と健康に関する活動をしました。その後、けん玉や折り紙をして大学生と児童が楽しい時間を過ごしました。さらに農村部の小学校では、未だに文房具が不足しているところが多いので、滋賀大学経済学部近隣の小学校で集めた、古着、文房具、石鹸などを贈呈しました。この活動を通して、ラオス語が通じない少数民族の子供が多くいるなかで、絵を描いたり、ジェスチャーを使ったりなどで諦めずにコミュニケーションをとる大切さを学ぶことができました。
企業訪問は、今年はラオスに進出しているJICAを訪問し、ラオスの現状と開発援助の取り組みについて説明を聞き、日本政府の国際協力について学びました。
私たちはこのプロジェクトで、日本の環境が恵まれていることを再認識することができました。同時に、お金を支援して終わりではなく、ラオスの人々が自ら現状を改善ができるように、人的資源に投資・支援をしていくことが肝要なのだと気づくことができました。





