経済学部吉田裕司教授の参画する研究チームの研究論文が、NBER Working Paper第32142号に公表されました。
滋賀大学経済学系吉田裕司教授の参画する研究チームの研究論文「 Invoice Currency Choice in Intra-Firm Trade: A Transaction-Level Analysis of Japanese Automobile Exports 」が、NBER Working Paper第32142号として2月19日に公表されました。
※NBERは、National Bureau of Economic Research (全米経済研究所)であり、主に北米の大学の研究者、およそ1,700名が研究員(research associate)として所属していて、1年間でおよそ1,200本もの研究論文が公表されます。(NBERホームページより)
この研究は、科研費挑戦的研究(萌芽)「日本貿易企業の個票データを用いた国際経済分析」(22K18527)の研究支援を受け、吉田教授が財務省・財務総合政策研究所客員研究官として参画している研究チームの輸出入申告データを分析した研究成果です。研究内容は、日本自動車産業の輸出での企業内貿易における建値通貨(インボイス通貨)にユーロ建てが多く用いられる要因を分析したものです。
共同研究者には、吉見太洋・中央大学准教授を筆頭著者として、伊藤隆敏・コロンビア大学教授、清水順子・学習院大学教授、佐藤清隆・横浜国立大学教授、吉元宇楽財総研研究官が名を連ねています。※この研究論文は、2月2日にColumbia Business Schoolで発表した研究論文とは別の研究論文です。