経済学部

【報告】経済学部・吉田裕司教授がコロンビア大学ビジネススクール・日本経済経営研究所で開催された「Japan Economic Seminar」にて研究報告を行いました。:2月2日

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2/2(金)にコロンビア大学のビジネススクールにて Japan Economic Seminarが開催されました。 当日の研究報告は四つあり、(1)日本の輸出企業の建値通貨選択、(2) 日本のビール酒税改正がビール消費に与える影響、(3)日本の高齢化と地域間移住、(4)日本の高齢化と住宅市場が日本の生産性に与える影響、が報告されました。ビジネススクールには、日本経済経営研究所があることもあり、日本への関心のある事前の登録者は130名を超えていました。研究者・学生だけでなく、ビジネス界や政府関係者も参加しています。

 

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滋賀大学からは経済学系の吉田裕司教授が最初の共同研究報告を行い、ニューヨーク連銀のLinda Goldberg氏が討論者として登壇いたしました。全ての研究セミナーが終わり、 主催責任者の伊藤隆敏教授とDavid Weinstein教授両名が総括として、「今年の報告は特に良かった、また来年以降も継続していきたい。」とまとめられていました。
 

 

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吉田教授のコメント

ビジネススクールは1916年に設立されましたが、2022年に現在のManhattanvilleキャンパスのモダンな新築校舎に移設されました。二つの大きな建物があるのですが、どちらも建築費を全て寄付をされた方の名前がついています。当日の天候は曇り空でしたが、8階の会場の外のテラスから見えるハドソン川の風景です。

国際金融や銀行関連の研究分野で評価の高い研究論文を執筆しているLinda Goldberg氏が討論者と聞いて身が引き締まる思いで当日を迎えました。嬉しいことに我々の研究論文を高く評価して頂き、かつ論文の質をさらに高めるための有益な提案を三つ頂くことが出来ました。今月・来月と、この提案を取り込んだ改訂をした後には、NBERのWorking Paperとして公表出来るように努力してまいります。

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