経済学部

吉田裕司教授の日本経済と為替相場に関する研究が日本経済新聞「経済教室」として掲載されました。

掲載日:2021年9月3日

メディア:日本経済新聞

内容

「日本経済と為替相場(下)―当局の円安誘導効果、限定的」

記事では、為替相場を左右する要因を複数あげ、その中の1つである安全資産と呼ばれる通貨の性質を紹介。世界的なリスクが高まった時に価値を維持、あるいは価値を高める安全資産は、米ドルや日本円、スイスフランなどが挙げられます。しかし世界的なリスクを指標化した「世界不確実性指数」と日本円の為替相場の相関関係は信頼性が低く、日本円は安全資産ではないと解説されています。それでも日本円が安全資産として扱われている理由は、日本円は安全資産であるという市場参加者の強い認識があるためだと解説されています。
また日本経済にとって所得収支の影響を考えると為替相場は円安の方が好ましいとしたうえで、金融政策による円安方向への誘導は限定的だとされています。

日本経済と為替相場(下)―当局の円安誘導効果、限定的(PDF記事)
本件の詳細(日本経済新聞Webサイト)



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