経済学部

【報告】経済学部・吉田裕司教授がレンヌ第一大学との国際ワークショップにオンラインで登壇:12月4日

video_kaigi 滋賀大学と大学間交流協定関係にあるフランスのレンヌ第一大学が、12月4日(現地時間)に マクロ経済学に関する国際ワークショップ "6th International MACroeconomics Workshop" を 開催されました。
吉田教授がオンライン登壇された今回の研究発表は、Weiyang Zhai氏との共同研究で「Income and Trade Dynamics in Japan's Current Account: Exchange Rate Shock and Monetary Shock in SVARs」 というタイトルでした。具体的な研究内容は、日本の経常収支を輸出・輸入・第一次所得受取・第一次 所得支払に分解した上で、為替レートショックや金融政策ショックの影響をどのように受けたのかを、 構造ベクトル自己回帰(SVAR)モデルで分析されたものです。
結論としては、(i)世界供給ショックが第一次所得受取、(ii)世界需要ショックが日本の輸出、(iii)金融 政策ショックが第一次所得受取にプラスの影響を与えているということが判明しました。

(交流協定校とのオンライン・ワークショップ参加の雰囲気や感想等:吉田教授より)

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今回の第6回IMACワークショップは初のオンライン開催でしたが、参加者のほとんどがフランス在住 の研究者でした。国外からの参加者は、二人の基調講演者である吉田(日本)とHorvath教授(チェコ)だけ でした。
吉田の発表に関しては、討論者のRondeau教授に始まり、Pentecote教授、Razafindrabe教授からも 有益なコメントを頂けました。オンラインはチャットも利用できるため、論文情報やファイル等の細かい やり取りも出来るため、対面以上の効果を感じるものでした。第7回になる来年には現地に足を運べる 環境になっていることを参加者一同で願いました。


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