経済学部

2021年度経済学部夏季休暇学生懸賞論文の表彰式を行いました。

 経済学部は、2021年度経済学部夏季休暇学生懸賞論文の受賞者を発表し、1月25日(火)に学部長室で表彰式を行いました。

 懸賞論文の募集は、彦根高等商業学校研究部が昭和4(1929)年度から行い、滋賀大学経済学部にも受け継がれました。毎年、夏季休暇前に募集し12月に発表、1月に表彰式を行っています。昨年度からはデータサイエンス学部の学生も応募できるようになりました。 

 今年度は、4編の応募があり2編が入賞しました。

 3席に入賞した経済学部3回生の永吉優さんと伊藤翔遥さんは、「感染症に潜む外部性と医療逼迫」について書きました。審査員からは「研究テーマと問題意識は現在進行形の現象に関するもので、重要であり、かつ話題性の面で刺激的である。また、当該研究は理論研究であり、ほとんど扱われていない問題設定と考察であり、明らかに研究価値がある」と評価されました。

 佳作に入賞した山田就斗さんは、「日本におけるダブルケアラーの問題点と求められる支援策の現状-地方都市における自治体の取り組み事例を中心に-」について書きました。審査員からは「ダブルケアラーという介護と子育てを同時に行う家庭問題は、今後益々重要な行政課題になっていくと思われるが、その問題に論文として取り組んだ点は高く評価できる」と称されました。

 表彰式において、中野桂経済学部長より賞状と副賞が授与されたのち、太田善之経済経営研究所長も交え、論文の内容について歓談しました。

 歴代の入賞者の名前と論題は、 経済経営研究所のホームページ「学生研究活動の広場」に掲載しています。また、論文は経済経営研究所で閲覧することができます。

3席の永吉優さんと伊藤翔遥さん
佳作の山田就斗さん
賞状を手にする受賞者のみなさん