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ワークショップ2010/10/22

リスク研究センターワークショップ報告
ワークショップ(経営リスクI)第2回報告

リスク研究センターでは、10月22日、本学大学院前期課程ワークショップ(経営リスクI)において、中国東北財経大学より研究者をお招きし、「中国医療保険制度の現状とリスク」についてのワークショップを開催しました。

第3回~第4回までのご案内は→こちらをご覧ください。
 
 【ワークショップ(経営リスクI)第2回】
          司会:リスク研究センター長・経済学部教授 久保英也氏
    演  題:「中国医療保険制度の現状とリスク」
    講  師:中国大連市東北財経大学金融学院 劉波副学院長
                同      公共管理学院 劉暁梅教授
    日  時:10月22日(金)13:00~16:00
    会  場:545共同研究室
久保教授の授業風景(中央左劉波先生、右劉暁梅先生)
久保教授の授業風景(中央左劉波先生、右劉暁梅先生)
劉波先生、右劉暁梅先生の紹介 劉波先生
劉波先生、劉暁梅先生の紹介
劉波先生
劉波先生と通訳をする劉暁梅先生 劉暁梅先生の講義
劉波先生と通訳をする劉暁梅先生
劉暁梅先生の講義
【講演概要】
10月22日にセンターの共同研究者である東北財経大学の劉波先生(金融学院副委員長)と劉暁梅先生をお招きして、リスク研究センター主催の経営リスクワークショップを開催しました。格差問題が政治問題化している中国ではその不満を抑えるためにも社会保障制度の充実は至上命題となっています。とりわけ、所得の低い農村部の最大の家庭におけるリスクは疾病リスクで、医療保険制度のない農村部にここ数年で導入された「新型合作農村医療保険」は目玉政策の1つでした。ただ、重度の入院治療には医療保険金が給付されるものの外来診療に給付はなく、多くの農民は病院に行くのをためらっているのが現状です。
  2名の先生からこの新しい農村医療保険制度の課題を明確にするプレゼンテーションを行った後に、大学院グローバルファイナンス専攻の教員4名が政策提言の内容などについて報告者と議論を交わしました。ワークショップの中で問題点が次第に明らかになり、フロアーも含めた大きな議論ができました。
また、10月24日には早稲田大学で行われた70年の歴史を有する日本保険学会年次大会では、このお二人の先生に加え同大学の董普先生も「死亡率算出におけるスムージング手法の導入」というテーマで報告を行い、滋賀大学の存在感を示すと共に学会の国際化を進めることができました。(文責:久保英也)


滋賀大学経済学部附属リスク研究センター事務局
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