滋賀大学

経済学部

TOP ≫ 滋賀大経済　最前線 ≫ 滋賀大経済　最前線2015 ≫ 滋賀大経済　最前線　Graceさんからの報告

滋賀大経済　最前線　Graceさんからの報告

滋賀大経済　最前線Top へ戻る
次へ　（他の方の報告へ）

Grace Ooi Bee Chin（経済学科）
　　　　2016年3月卒業　株式会社ブリヂストンに勤務

マレーシアから日本へ

　母国のマレーシアでは、海外で働いている親戚や友人が多く、幼い頃から海外での生活や仕事の話を聞く機会がありました。その中で、多様な国や環境で逞しく生き抜く姿に憧れを抱くようになり、自分もいつか世界を舞台に活躍したいと強く思うようになりました。そうして、海外の大学への留学を意識するようになり、他国の生活環境だけでなく経済状況についても自分で調べていくうちに、アジアの中でも世界屈指の先進国である日本を発見し、留学を決意しました。それ以来、日本語の猛勉強に励み、大学受験の勉強に没頭し、滋賀大学への入学を実現させました。

日本からノルウェーへ

イメージ 　大学入学後は、留学生支援課から様々なアドバイスとサポートをいただき、生活と授業で生じた問題を解決することもできました。また、私は滋賀大学国際交流サークルGNSでの活動に力を注ぎ、高いコミュニケーション能力や異文化適応能力の獲得を目指しました。友人や地元の方々との積極的な交流を通じて、関西弁もどんどんマスターしていくことがでました。勉強面では、日本人の学生はもちろんのこと、中国やベトナム・メキシコ・アメリカ等のあらゆる国からの学生と共に、経済やファイナンスの勉強に力を注ぎながら、専門性を鍛えていきました。
　彦根での生活を通して、アジア圏を飛び出してアジアの文化を再考してみたいと考えるようにもなりました。そこで、大学の交換留学制度を活用して、欧米に留学することを決意しました。とくに、社会保障が充実している北欧の制度や文化を学ぶことができると考え、ノルウェーの大学への交換留学を決意し、大学2年次から約1年間ノルウェーの大学でビジネスマネジメントを学びました。交換留学先では、世界各国の学生とチームを組んで、課題やレポートなどを完成することが多々ありましたが、ヨーロッパを中心とした世界の学生と切磋琢磨して勉強をした経験は、何物にもかえがたい人生の財産となりました。

グローバルゼミで専門性をとことん極める

イメージ 　帰国後は、専門性の強化と自らの根性を磨きたいと考え、学内屈指の学生が集まるゼミにも挑戦しました。ゼミでは、アメリカのビジネススクールのテキストを用いた、財務諸表分析と企業価値評価の勉強に力を注ぎました。

夢の実現に向けて

　本学は国立大学で最大規模の経済学部であり、経済経営の主要分野全てをカバーする教育研究体制となっています。また、多様な外国語の授業、英語での授業も提供されています。さらに、AISECや国際交流団体GNSなどのサークルを通じて海外の学生と交流する機会も多く、第二、第三外国語を学び、実践的に使うチャンスも少なくありません。専門性を極め、グローバルな経験を積むことができる魅力的な環境が滋賀大学にはあります。このような環境を活かして、多様な活動に挑戦し、着実に自己変革を遂げ、「世界を舞台に活躍する 」という幼い頃からの夢に向けて第一歩を踏み出すことができました。内定先のブリヂストンでは、留学経験と語学力を活かしてグローバル営業の仕事に取り組む予定です。そうして、いずれは中国や母国マレーシアでの市場の拡大等、新たな国での事業開拓にも挑戦したいと思っています。日本だけではなく、アジア諸国の経済成長にも貢献する、これが私の野望です。