楠田浩二教授の論文が日本オペレーションズ・リサーチ学会論文誌に採択
経済学部楠田浩二教授の論文が日本オペレーションズ・リサーチ学会論文誌に採択されました。
日本オペレーションズ・リサーチ学会論文誌はオペレーションズ・リサーチと経営科学に関する独創性のある論文を掲載し、オペレーションズ・リサーチの研究と応用の発展を目指す国際的学術雑誌です。
【論文タイトル】
Implementing Arrow-Debreu equilibria in approximately complete security markets.
【研究内容】
本研究では、バブル崩壊等を想定し証券価格がジャンプし得る場合の一般均衡解の存在について考察しています。ジャンプが起きない場合は、任意の条件付き請求権は諸証券のポートフォリオで複製されることから、証券市場均衡は均衡分析の容易なArrow-Debreu均衡と一対一に対応付けられることが証明されています。これに対し、ジャンプが起き得る場合は、任意の条件付き請求権は諸証券のポートフォリオで近似的にしか複製されません。本研究では、証券市場均衡の概念を一般化した「近似証券市場均衡」を提案し、同均衡がArrow-Debreu均衡と一対一に対応付けられることを証明しています。
論文は こちら よりご覧いただけます。
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