経済学部

経済学部 御崎加代子教授の研究成果をまとめた書籍がイギリスの大手出版社Routledgeから公刊

経済学部御崎加代子教授 の研究成果をまとめた書籍 Leon Walras's Economic Thought: The General Equilibrium Theory in Historical Perspective(レオン・ワルラスの経済思想: 歴史的視点からの一般均衡理論)が、イギリスの大手出版社Routledgeから、12月5日付で公刊されました。

 Routledge社は、人文科学・社会科学分野の学術書、ジャーナル、オンライン文献を扱う世界を代表する学術出版社です。

内容

 本書は、レオン・ワルラス(1834-1910)の一般均衡理論に歴史的観点から新たな光を当てたものです。ワルラスによる一般均衡理論の構築は現代経済学の黎明を告げ、その理論は20世紀に大きく発展しました。しかし、理論の背景にあるワルラス自身の意図や考え方は、いまだ十分に理解されていません。本書は、これまであまり注目されてこなかったワルラスの原著を掘り下げることで、ワルラス経済学の知的背景を明らかにすることを目的としています。

 ワルラスの経済思想は、現代経済学の基礎となる源泉のひとつです。それを正確かつ深く理解することは、現代経済学が直面する問題に新たな視点を提供し、社会科学としての経済学の将来の可能性を開くことになります。本書は、経済学史の研究者や学生のみならず、現代経済学の起源に関心を持つすべての人々に新たな知見を提供するものです。


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