経済学部

吉田裕司教授が公益財団法人 関西生産性本部にて講演を行いました。

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本学、経済学部の吉田裕司教授が 2023年1月25日、公益財団法人 関西生産性本部の運営幹部会において、 対面とオンラインの参加者(関西の企業の経営陣、労働組合代表、学識経験者)にむけて、「2023年の経済成長:為替、インフレ、金利」というテーマで講演を行いました。。





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講演内容は下記のとおりです。

世界各国は、原油価格・資源価格・食料品価格高騰によるインフレ圧力を受けている。
さらに、日本は他国よりもスタートが遅れているために、海外高インフレの環境下の中でのインフレ対策が要求される。その中で、直近の日本のインフレは4%となった。
昨年10月時点のIMFのインフレ予測よりも大幅なズレである。このまま、日本のインフレが進むことになると、昨年末の日銀金融政策決定会合のイールドカーブの是正に終わらず、本格的な金融政策変更のかじ取りが余儀なくされる。
日本以外の先進国の2023年の経済成長は低調気味だが、それは各国中央銀行がインフレ退治のために政策金利を引き上げたためだ。日本も同様に金利引き上げに着手すると、IMF予測の日本の経済成長率は下方修正されることの心づもりが必要だ。