経済学部

コロナ禍における「スポーツ科学」のオンライン授業実践に関する論文が全国大学体育連合で【優秀論文賞】受賞

本学部スポーツ科学教員(小倉圭特任講師、道上静香教授、榎本雅之准教授)が全国大学体育連合の論文誌『大学体育スポーツ学研究』において発表した論文が【優秀論文賞】を受賞しました。

論文名:日常生活のセルフモニタリングおよび運動課題を中心としたオンライン体育授業の実践とその効果の検討

賞状

本論文は、2020年度春学期のコロナ禍で実施された、経済学部・データサイエンス学部の必修科目として開講されている「スポーツ科学Ⅰ」のオンライン授業実践を詳細に提示するとともに、その効果を科学的に検証したものです。対面実技を中心に行われてきた大学体育が授業形態の変更を余儀なくされる中、本学では行動変容技法の一つであるセルフモニタリングの活用と運動課題や講義の動画配信を併用したオンライン体育授業を行い、初年次生の生活習慣の改善を促しました。

本論文では、緻密な授業内容と統計解析により、学生の生活習慣の改善といった正の効果だけでなく、社会的適応支援が困難であるといったオンライン授業の限界や課題についても明確にしたことが評価されました。また、多くの大学が実技科目のオンライン化に苦慮する中、コロナ禍への対応としての実践にとどまらず、ポストコロナ社会における大学体育授業の新たな可能性を検討する上で有用な知見を提供したことも評価されました。

詳しくは下記のリンクからご覧いただけます。

「大学体育スポーツ学研究(第18号)」優秀論文賞 選考経過および講評

全国大学体育連合 は、大学教育における体育(保健教育及びスポーツを含む)に関する研究調査やFD活動の支援などを行い、大学教育の発展に寄与することを目的とした日本学術会議協力学術研究団体です。