経済学部

丸紅(株)元会長の朝田照男氏が客員教授に就任―総合商社におけるリーダーシップと持続可能な社会の実現に関する講義を開講―

 このたび本学経済学部では、丸紅株式会社元代表取締役会長で同社名誉理事の朝田照男氏を客員教授として任命いたしました。

 朝田氏は、丸紅株式会社入社後、米国、英国駐在を経て、同社の財務部長、IR担当役員などを歴任され、また同社の中期経営計画"V"PLANの推進責任者として、経営改革・成長戦略の遂行に多大なる貢献をされました。2008年からは、代表取締役社長、また2013年からは代表取締役会長として、同社の経営リーダーとして経営に携わると同時に、経済同友会副代表幹事、日本貿易会副会長、日本商工会議所特別顧問など財界における役職も併任し、我が国におけるフロントランナーの経営者として活躍されました。2021年の名誉理事ご就任後も、英国市場協議会会長などの役職を務められています。この間の活動は社会的、国際的にも高く評価されており、チリ共和国ベルナルド・オヒギンス勲章や英国名誉大英勲章を受章されています。

 同氏の以上のような知見、実践に基づく専門性を本学学生に対し教授いただくことは、本学の教育目標である社会との共創力、持続可能な社会に貢献しうる人材の育成という面で、極めて有益です。また、今般彦根高等商業学校創立100周年の記念事業を計画・実施するにあたり、日本を代表する企業であり、設立時に支援いただいた地域にルーツを持つ丸紅株式会社において、経営リーダーを務められた同氏に助言をいただくことは、本学経済学部の次の100年の展開につながるものと判断し、 客員教授の称号を付与するとともに、「現代の経営」の講義を担当していただきました。

 

滋賀大学客員教授称号授与式の模様
朝田照男氏(左)と竹村滋賀大学長
講義風景