経済学部

御崎加代子・山下博 訳『ワルラス 社会経済学研究』が刊行されました。

 経済学部出版助成の11冊めとなる、御崎加代子・山下博 訳『ワルラス 社会経済学研究』が、日本経済評論社より刊行されました。
 経済学部出版助成は、滋賀大学経済学会による助成制度で、2008年3月に発足し、経済学部における学術研究活動を支援し、その公開を促進することを目的としています。

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ワルラス 社会経済学研究
御崎加代子・山下博 訳

日本経済評論社

2023年2月5日発行
442ページ
ISBN 978-4-8188-2625-0
定価(本体7,600円+税)

レオン・ワルラス未完の大作、待望の日本語訳。一般均衡理論の創設者が目指した社会理想とは? 効率と公正の両立へのゆるぎない信念、社会正義実現への情熱がほとばしる。

    • 第Ⅰ部 社会理想の探求
      社会主義と自由主義/社会の一般理論/調整あるいは総合の方法
    • 第Ⅱ部 所有
      所有の理論/社会問題/知的所有権について
    • 第Ⅲ部 社会理想の実現
      土地の価格および国家によるその買上げの数学理論/知られざる経済学者:H.-H.ゴッセン
    • 第Ⅳ部 税
      ローザンヌ会議の回想/所得税と資本税について/土地台帳と地租/税問題