経済学部

赤塚尚之著『IASB「2018年概念フレームワーク」と引当金会計―概念レベル・基準レベルの予備的検討―』が刊行されました。

滋賀大学経済学部研究叢書第53号となる、赤塚尚之著『IASB「2018年概念フレームワーク」と引当金会計―概念レベル・基準レベルの予備的検討―』が経済学部から刊行されました。

 滋賀大学経済学部研究叢書は、経済学部の学術研究の成果を定期的継続的に発表するため、昭和45年(1970年)より刊行しています。

<既刊目録> https://www.econ.shiga-u.ac.jp/ebrisk/2020/kenkyuseika/sosho/index.html

 第53号となる赤塚尚之著『IASB「2018年概念フレームワーク」と引当金会計―概念レベル・基準レベルの予備的検討―』は、基準設定に際し勘案すべき要因として「概念フレームワークとの整合性」に着目し、国際会計基準第37号「引当金、偶発負債、および偶発資産」を基礎として、2018年3月に公表された国際会計基準審議会(IASB)の新概念フレームワーク(2018年概念フレームワーク)と整合的な引当金会計の枠組みを導出することを試み、さらにそれを基準レベルで運用可能なものとすべく検討すべき諸課題を識別し、提示したものです。タイトルに「予備的検討」とあるとおり、本書を一里塚として、今後、国際的な引当金会計についてさらなる研究成果の公表が期待されます。
 滋賀大学経済学部研究叢書は、附属図書館で閲覧することができます。

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IASB「2018年概念フレームワーク」と引当金会計
―概念レベル・基準レベルの予備的検討―

赤塚尚之著
滋賀大学経済学部
2020年12月25日
284ページ
非売品