2017年度経済学部夏季休暇学生懸賞論文の表彰式を行いました。
経済学部は、2017年度経済学部夏季休暇学生懸賞論文の受賞者を発表し、1月18日(水)に学部長室で表彰式を行いました。
懸賞論文の募集は、彦根高等商業学校研究部が昭和4(1929)年度から行い、滋賀大学経済学部にも受け継がれました。毎年、夏季休暇前に募集し12月に発表、1月に表彰式を行っています。近年は募集枠を卒業生にも拡げ、英文でも投稿できるようになりました。今年度は、4編の応募があり2編が入賞しました。
佳作に入賞した大学院博士前期課程の梁昌洙さんは、「中国の経済成長と環境問題-急速な工業化が環境に与える影響と今後の環境対策-」について書きました。本論文は時宜に適した分析目的を設定し豊富なデータと統計的手法を用いて示している点が評価されました。
同じく佳作の大学院博士前期課程の呉錦端さんは、「中国不動産金融リスクとその評価」について書きました。中国不動産金融のリスクの状況を、VaRを計測することで明らかにしようとしたもので、学術論文としての形式も整っており、研究目的や分析手法が明確に記載されていることなどが評価されました。
表彰式は、呉錦端さんが出席し、阿部安成経済経営研究所長より論文の概要説明があったのち、小倉明浩経済学部長より賞状と賞金が授与されました。
歴代の入賞者の名前と論題は、経済経営研究所のホームページに掲載しています。また、論文は経済経営研究所で閲覧することができます。