経済学部

【報告】しがだい資料展示コーナー関連講演会「講談:数寄者井伊直弼」:3月10日

 3月10日(木)13時30分から15時まで、総合研究棟<士魂商才館>3階セミナー室において、しがだい資料展示コーナー関連講演会が行なわれました。

旭堂南海師の講談の模様
 講演は、上方講談の旭堂南海(きょくどうなんかい)師による講談「数寄者・井伊直弼~モテる男はツライね~」でした。井伊直弼と兄・直亮、母・冨、正室・志津、側室・佐登、国学の師・長野主膳、長唄の師・たか女など、取り巻く人々に愛された直弼の人柄に触れた講談でした。みなさんは、笑いのなかにしみじみと井伊直弼へ思いをはせました。
講談に聞き入る市民の皆さん  講談のあとは、しがだい資料展示コーナーの企画展「いくつものNAOSUKE(s)」の監修者である阿部安成教授と南海師による、井伊直弼のイメージに関する対談がおこなわれました。企画展「いくつものNAOSUKE(s)」にも取り上げられている銅像などの表現は、井伊直弼の表面的な表現であるのに対し、講談は内面まで掘り下げて表現するという違いがある、大河ドラマではしばしば悪者として登場する傾向がある、などの話で対談は盛り上がりました。
阿部安成教授との対談の模様
 参加された市民のみなさんは約50名。この講談は、陵水学術後援会の協力を得て開催しました。