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5月27日(火)、リスク研究センターでは、本学の「金融システム論」(担当教員:水谷剛)の授業の一環として、滋賀銀行営業統轄部地域振興室室長 植西正寿氏をお招きして特別講義を行いました。
日時:5月27日(火)14:30~16:00 会場:第二校舎棟3階 第24講義室 演題:「滋賀銀行による地域活性化への取組について」 講師:植西正寿氏(滋賀銀行営業統轄部地域振興室室長) 司会:水谷剛氏(本学経済学部准教授) |
【講演概要】 今回の特別講義は、本学の「金融システム論」(担当教員:水谷剛)の授業の一環として、滋賀銀行営業統轄部地域振興室室長・植西正寿氏をお招きして、滋賀銀行による地域活性化への取り組みについてご講演いただきました。 ご講演では、はじめに滋賀県の人口と産業構造について、滋賀県の人口が増加していることに加え、全国トップの「ものづくり県」であり、全国トップレベルの「1人当たり県民所得」を誇るなど、滋賀県が比較的恵まれた状況にあることが紹介されました。 次に、こうした滋賀県の経済の発展に向けて、滋賀銀行が、多様な主体との連携・協働による地域活性化への取り組みを積極的に行っていることについて、取組事例を交えて説明がなされました。具体的には、滋賀銀行では、長期経営計画の基本戦略の一つである「地域経済への更なる貢献」を担う部署として、「地域振興室」を平成25年4月に設置し、自治体の財政負担の軽減に向けた民活(PPP/PFI)導入提案や企業誘致、中心市街地の活性化、観光によるまちづくり等の取り組みを実施していることが紹介されました。また、総務省と金融庁が連携して昨年から開始された「地域経済イノベーションサイクル補助金」を活用した地域経済活性化の取組事例として、奥伊吹スキー場や忍者コンテンツ(忍ジャガー)を活用した滋賀の魅力アップの取り組みが紹介されました。奥伊吹スキー場の事例は、産官学金連携の取り組みとして本学の社会連携研究センターとも連携して、魅力アップに取り組んでいるとのことでした。 学生からは、奥伊吹スキー場や忍者コンテンツなどの様々な分野で銀行が地域に密着・貢献していることが多くて驚いた、まちづくり事業で銀行がお金を貸すだけでなく中心的な位置で深くかかわっていることが印象に残った等の声が聞かれるなど、テキストには載っていない地域銀行の取り組みについて理解を深める貴重な機会になったようです。 |
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