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7月19日（火）、リスク研究センターでは、在中国日本国大使館公使の堀之内秀久氏を お招きして、セミナーを開催いたしました。
堀之内秀久氏招聘の記事は こちら
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【講演概要】
2011年7月19日に滋賀大学彦根キャンパスにおいて、北京の日本大使館公使の堀之内秀久氏によるセミナー「中国社会―その光と影―」を開催しました。会場は200名近い学部生、院生、そして教員が参加し、熱気あるものとなりました。同氏は一貫して外務省で中国分野を担当され、丹羽中国大使の厚い信頼の下、現在は日中の諸課題の対応に日々取り組まれています。
急成長を続ける中国ですが、巨大な人口、不十分な社会保障制度、そして大きな格差を抱えながら新しい社会を築くことは稀にみる大きな社会実験の感を持ちます。セミナーでは、成長など光の部分と、現在中国で起こっている社会問題について日本人が日頃、目にすることのない現地の新聞記事からご説明いただきました。医療、不動産バブル、教育、汚職、食品安全、道徳などの分野について公式統計には出にくいいわば影の部分も情報提供いただき、中国国内では情報公開がここまで進んでいるのかと驚かされました。一方、その対応には幅広い社会の仕組み自体に手を入れる必要があるのではと会場の参加者各人が考えさせられるセミナーとなりました。まず、何事も日中が相互に知りあい、協力し合うことによって初めて相互理解がさらに深まると感じました。
（文責：久保英也）
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