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韓国「環境災害国際学術セミナー」招待講演報告

東アジア保険プロジェクトトピックス(2012.4.25)
韓国「環境災害国際学術セミナー」招待講演報告

 2012年4月17日に韓国の大邱市の啓明大学校の環境大学(The College of Environment)において行われた「環境災害国際学術セミナー」で講演をしてきました。この招待講演はリスク研究センターで日韓共同研究を行っている啓明大学校環境大学のBae先生のご尽力によって実現したものです。
 啓明大学は総合大学でその広いキャンパスの美しさは韓国でも随一と言われるほどです。その美しさからドラマなどの撮影も数多く行われており、最近もチャングンソクさんの主演するドラマの撮影があったとのことでした。講演当日も、大学のシンボルであるチャペルからは、春の柔らかな日差しの中萌黄色の木々の中にレンガ様の建物が並ぶ美しい光景が見られました。
1月訪問時に握手を交わす久保教授とBae教授
チャペル
1月訪問時に握手を交わす久保教授と
Bae教授
チャペル
チャペル内部
キャンパスの光景
チャペル内部
キャンパスの光景
 
環境大学入口に掲げられたセミナーの看板
環境大学入口に掲げられた
セミナーの看板
 「環境災害国際学術セミナー」は環境大学のホールで行われました。講演者は3名で、一人目はアメリカのミシガン州Calvin CollegeのJanel Curry教授 から「ハリケーンカトリーナ アメリカの悲劇」、二人目は日本の滋賀大学リスク研究センターの水野敏明 客員研究員から「東日本震災と福島原発事故」、最後に韓国から啓明大学韓国先端防災研究所のChunho Chang教授から「東北地震2011」という構成で講演が行われました。
 私の発表では、最初に東日本大震災がきっかけとなって福島原発事故が起きたことを、千葉県や仙台市、飯館村の現場の写真を使って説明しました。次に、原発の汚染が高かった地域が250kmに及び、水道水への汚染が東京で高かったこと、アユの汚染が450kmに及んでいることを説明しました。最後に生物濃縮によるさらなる悪影響が懸念されることなどを説明しました。また、啓明大学と水リスク研究について大邱市で開催予定の2015年のWorld Water Forumで研究成果を発表することを宣言してきました。発表後の質疑応答では、学生からチェルノブイリ原発事故と比較して今回は大きいのか小さいのかどうか質問がありました。さらに、上水道汚染への対応にどのような変化があったのかという質問がありました。私からは、チェルノブイリと比較すると陸上汚染面積からいえば小さいという返答をしました。また、上水道では高精度のフィルターを付けることによって対応したという返答をしました。今回の講演は、原子力発電所の事故について韓国の大学生に現状と汚染被害も実態を理解してもらえる大変有意義な機会になりました。今後も、研究を通じて啓明大学とより親交を深めて水リスクの研究の進展に寄与していきたいと思います。

(文責:リスク研究センター客員研究員 水野敏明)


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