経済学部

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内容面の注意点

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 内容や表現を真似てはいけませんが、どのように書くとわかりやすいか、どのように書くと説得力が出るか、といったテクニックについては良い本や論文を真似してみましょう。

(1)用語の定義

 そのレポートの中で重要な専門用語については、概念の定義をしておきましょう。難解な用語や一般的でない言葉は特別に説明する必要があります。

(2)「事実」と「意見」の区別

 「事実」とは、その内容の正当性が客観的に確認可能な内容です。これに対して「意見」とは、事実に対する評価・判断や事実から導かれる推測等、他者あるいは自分に独自の考えです。事実と意見を区別せずに記述すると、レポートのどの部分をどのように受け取るべきか、読み手に混乱を生じさせてしまいます。なお、事実についてはそれを示す資料等を示すことが求められます。また、意見についてはそれを正当化する論拠を示すことが求められます。

(3)他者に由来する素材と自分独自の素材の区別

 他者が発見・抽出した事実や他者の意見と、自分自身が発見・抽出した事実や自分の意見とは、明確に区別する必要があります。他者に由来する素材をそれを明記せず用いれば、それは盗用・剽窃行為(他人の文章・文句等を無断で盗んであたかも自分のものであるかのように用いること)と見なされます。 これは著作権等の侵害と評価されますし 、またレポート全体の内容の信憑性や価値が疑われる恐れもあります。大学を含む学問の世界では(あるいは一般の社会においても)、特に盗用・剽窃は罪であり、非学問的な恥ずべき行為です。