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収蔵史料紹介

当館では1950 年の米原市醒井区有文書の受贈に始まり、65 年近くを経て約17 万6 千点の古文書を収蔵するに至った。受入形態の内訳は、寄贈96 件、寄託181 件、購入177 件、計453 件となっている。収集地域は、主に滋賀県内が対象であるが、関東に進出した近江商人史料や、近県の史料も含まれる。県内では、近江商人が多く輩出した湖東地域の史料が最も多く、ついで湖北地域と続く。中世文書3 件(菅浦文書、今堀日吉神社文書、大嶋神社・奥津嶋神社文書)はいずれも国の重要文化財に指定されている。近世文書としては近江商人の家文書のほか村方文書も数多く収蔵している。近代文書では明治期の第百三十三国立銀行等の銀行帳簿(4,044 点)が全国的にも稀少なものである。これら史料は各自治体史の編さん事業や、経営史・経済史等広い研究分野で活用されている。近年は、近現代期の伊藤忠商事株式会社、丸紅株式会社、株式会社ツカモトコーポレーションなど近江商人系企業史料も積極的に収集・整理している。

中世・近世文書紹介

菅浦文書 中世分 (1,261点) 昭和51年3月 国の重要文化財指定

西浅井町菅浦区有文書。鎮守須賀神社等に秘蔵され、大正6年に公になった、中世惣村を知る上での一級史料。年代は長久2年より一部近世に及ぶ。内容は大浦庄との境相論関係、領主山門・竹生島との支配関係、大名浅井氏関係、惣村・宮座関係、売券・寄進状など。

今堀日吉神社文書 (947点) 昭和62年6月 国の重要文化財指定

八日市市今堀区有文書。中世商業、惣村・宮座を知る上での一級史料。年代は文応から一部近世・近代に及ぶ。内容は山門領得珍保史料も含み、惣郷・惣庄関係、中世商業及び相論関係、惣村・宮座関係、大名六角氏関係、売券・寄進状など。

大嶋神社・奥津嶋神社文書 (224点) 昭和62年6月 国の重要文化財指定

近江八幡市北津田の大嶋神社・奥津嶋神社所有文書。惣村・宮座や湖上漁業史を知る上での一級史料。年代は仁治から一部近世半ばに及ぶ。内容はえりや萱場相論関係、惣村・宮座関係、特に売券・寄進状が多い。南津田上れう使組物等配分定書と徳政條々定書の木札2点を含む。

中井源左衛門家文書 (20,383点) 近江商人史料

近世の近江商人のなかでも屈指の豪商であった日野町の中井源左衛門家の文書。商業・金融業・工業・新田開発など、非常にまとまった内容を持ち、量的にも豊富な商家文書であり、当館収蔵文書の中でも学術的評価の高いものの一つである。

大浜家文書 (7,319点) 大庄屋史料

東浅井郡びわ町大浜太郎兵衛家の文書で、質的・量的に価値ある村方文書である。同家は郡山藩より苗字帯刀を許された大庄屋であり、大浜村関係のみならず、幕政・藩政史料及び当家支配の八か村の史料をも含む。

西川伝右衛門家文書 (2,865点) 北海道交易史料

北海道交易の始祖と言われ、北海事業に尽くし、松前藩の御用達として苗字帯刀を許された近江八幡市の西川伝右衛門家の文書で、利用度はかなり高い。本家日誌ならびに北海道の支店日記など500点が含まれる。
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