- 事業実施代表者:竹村幸祐
- 事業実施者:竹村幸祐担当の「専門演習Ⅳ」の受講生
事業の概要
本事業は、多数の地域コミュニティを含んだ調査データの統計的解析を学生が行うことを通じて、社会心理学理論と地域社会で実際に生じている具体的問題を関連付けて理解する機会を学生に提供することを目的としている。学生は卒業論文研究の一環として、データの分析・仮説の検討・結果の解釈を行う。
本事業では、事業実施代表者が保持する複数の地域コミュニティ調査データに対してマルチレベル・モデリングによる統計解析を行う。本事業で扱うデータは、地方都市の空き家の利活用(データ1)、地方移住者に対する開放性(データ2)、新型コロナ感染症への感染対策行動(データ3)についての項目を含む。これらのデータを分析することで、学生は、空き家・移住・感染症といった現代的な社会問題が、抽象度の高い社会心理学の理論に照らしてどのように理解できるかを学んでいく。本事業で扱うデータの特徴(どの個人がどの地域コミュニティに属しているかもデータとして記録されており、ネスト構造を特定できる点)を活かすために、統計ソフト「M-plus」を用いてマルチレベル・モデリングを行う。
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滋賀大学経済経営研究所
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