滋賀大学リスク研究センター・東北財経大学経済社会発展研究院
共同研究5周年記念報告会
滋賀大学経済学部附属リスク研究センターでは、中国大連の東北財経大学とのリスク問題に関する共同研究が五周年を迎える今年、東北財経大学から馬国強副学長他五名の先生方をお迎えして、その記念研究報告会を10月20日、21日の二日間にわたり開催いたしました。経済・経営・財政・社会保障など多岐にわたる分野から14論文の報告が展開されました。報告会には一般社会人に加え滋賀大学の学部生、大学院生も多数参加し、限られた時間ではありましたが日本と中国の双方に関連するリスク問題の理解と研究のフロンティアを知る絶好の機会となりました。報告論文は研究成果として来年初めに出版を計画しております。東北財経大学訪問団の滞在期間中は、地場産業の見学などの行事も組み込みつつ、来年度開催予定の大連での研究報告会に向けた検討と、今後の共同研究の組み立てについての議論を重ねた結果、両大学の研究交流をこれまでの五ヵ年からさらに発展させていくことで双方の合意を得、有意義な交流を果たすことができました。
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最終報告終了後に撮影
【発表された研究報告は下記の通りです。】
10月20日 研究会第1部「日中経済のリスク課題の報告」
●「通貨高と資源価格高騰の経済リスク-日本の経験と中国の挑戦-」
滋賀大学教授 小田野純丸
●「中国の対外経済関係体系」 東北財経大学教授 金 鳳徳
●「ドル循環の危機と中国外貨準備の対応策」 東北財経大学教授 劉 昌黎
●「中国におけるR&D活動と技術流出リスクの経済理論」滋賀大学准教授 大川良文
10月21日午前 研究会第2部「日中社会経済リスク課題の報告」
●「中国における財政支出の諸問題」 東北財経大学副学長 馬 国強
●「中国における財政調整制度改革の諸問題」 東北財経大学教授 孫 開
●「日本における地方分権改革の動向-地方財政改革との関連を中心に-」
滋賀大学准教授 只友景士
●「中国の医療保障制度の軌跡と展望」 東北財経大学教授 劉 暁梅
●「少子高齢社会リスクと財政システム」 滋賀大学教授 北村裕明
10月21日午後 研究会第3部「日中経営リスク課題と諸リスクテーマの報告」
●「中国における投資信託のパフォーマンス研究」 滋賀大学教授 二上季代司
プロジェクト研究員・博士(経済学)張 文遠
●「大連日系企業における日本語人材の活用と課題」 滋賀大学教授 澤木聖子
●「環境経営が中小企業にもたらす可能性」 滋賀大学准教授 弘中史子
●「中国自動車販売の最低再販売価格維持と独禁法」 東北財経大学副教授 孫 亜鋒
●「日本のエネルギー資源問題-石油危機への対応とエネルギーの現状-」
滋賀大学特任教授 荒谷 勝喜
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馬副学長を紹介される成瀬学長 |
成瀬龍夫学長 |
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馬国強副学長 |
小西中和経済学部長 |
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会場の様子 |
小田野純丸教授 |
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金鳳徳教授 |
休憩中の様子 |
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劉昌黎教授 |
大川良文准教授 |
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馬国強副学長
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孫開教授
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只友景士准教授
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劉暁梅教授
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北村裕明教授
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二上季代司教授(右)と張文遠博士(左)
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澤木聖子教授 |
弘中史子准教授 |
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孫亜鋒副教授 |
荒谷勝喜特任教授 |
| (写真は発表順に掲載) |
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