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第4回 食の安全・安心を考えるシンポジウム 2008/2/28

第4回 食の安全・安心を考えるシンポジウム開催報告

第4回 食の安全・安心を考えるシンポジウム

●日時:2008年(平成20年)2月28日(木) 13時~16時30分
●場所:滋賀大学経済学部 第2校舎棟3階 第24講義室

(第4回食の安全・安心を考えるシンポジウム開催報告)
 去る2008年2月28日、滋賀大学経済学部キャンパスにおいて、「第4回食の安全・安心を考えるシンポジウム」を開催いたしました。参加者は、150名を超え、熱気溢れるシンポジウムとなりました。
 リスク研究センター副センター長の北村裕明(経済学部・教授)より開会の挨拶を行い、それに引き続いて、金子勝氏(慶應義塾大学・教授)による基調講演「日本の再生は、地域から-食から立て直す地域再生-」と題して講演をしていただきました。
 金子氏の基調講演は、日本の農業政策の問題点を指摘するとともに、全国の農村における地域興しの事例を挙げながら生きていける農業のビジネスモデルの確立の必要性、土作りなどへの新しい科学の役割の重要性、農村が今やジェンダーの最前線になっていることなど多岐にわたる話題を紹介するもので、農業セクターからの地域再生を考える上で示唆深くエネルギッシュな講演でありました。
 酒井英光氏(農業環境技術研究所 )には、「気候変動が水稲生産に及ぼす影響」と題して講演をしていただきました。温暖化が水稲栽培に与える科学的なメカニズムと対策技術の方向性についての解説がなされました。科学の役割・責任の重要さを再認識させられる講演でありました。
 休憩を挟み、道前理緒氏(百菜劇場)による「地域から食と農の再生-百菜劇場の取り組みから-」、尾本正和氏(彦根りんごを復活する会・会長)による「彦根りんごの再生の挑戦」、南重治氏(滋賀県庁)による「滋賀県の環境こだわり農業の現状と課題」の報告をしていただきました。
 また、シンポジウム終了後、JA滋賀中央会から米粉を原料にした 「里山パン工房」 のパンとエコバックが粗品として参加者に配布されました。

シンポジウム風景
シンポジウム風景
金子勝教授 酒井英光氏
金子勝教授
酒井英光氏
コーヒーブレイク時のロビーの様子 道前理緒氏
コーヒーブレイク時のロビーの様子
道前理緒氏
尾本正和氏 南重治氏
尾本正和氏
南重治氏
質問に答える金子勝氏 司会の只友准教授
質問に答える金子勝教授
司会の只友准教授


シンポジウムプログラム

★13:00~13:05 主催者挨拶

★13:05~14:05 基調講演
   演題:日本の再生は、地域から-食から立て直す地域再生-
   講師: 金子 勝氏 (慶應義塾大学経済学部 教授)

★14:05~14:40 講演(営農技術講習)
   演題:気候変動が水稲生産に及ぼす影響
   講師:酒井英光氏( 独立行政法人 農業環境技術研究所

★14:40~15:00   コーヒーブレーク

★15:00~15:20 事例報告1
   演題:地域からの食と農の再生-百菜劇場の取り組みから-
   報告者:道前理緒氏( NPO法人百菜劇場 ・滋賀県近江八幡市)

★15:20~15:40 事例報告2
   演題:彦根りんごの再生の挑戦
   報告者:尾本正和氏( 彦根りんごを復活する会)
     (彦根りんご参考サイト 樽屋敷と和林檎農園
リサイ樽

★15:40~16:00 事例報告3
   演題:「滋賀県の環境こだわり農業の現状と課題」
   報告者:南重治氏( 滋賀県庁環境こだわり農業課

★16:00~16:30 質疑

★16:30~ 閉会の挨拶
主 催   滋賀大学経済学部リスク研究センター・
滋賀大学環境総合研究センター
後 援   滋賀県、
JA滋賀中央会、
JA全農しが、
滋賀県生活協同組合連合会、
滋賀県環境生活協同組合
協 賛  (株)日吉


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