リスク研究センター
セミナー 2008/1/16
講師:早川誠而氏
(山口大学農学部生物資源環境科学科教授・日本学術会議連携会員)
演題:『地球温暖化から環境問題を考える』
日時: 平成20年1月16日(水)13:00~14:30
会場: 校舎棟2階8番講義室(遠隔講義室)
司会: 中野裕治教授 (本学経済学部)
(本日の講演について)
私の専門は農業気象学で、気象学を基礎に環境影響評価や農業気象学の現場で利活用などの研究を行っています。まず、原子力発電所サイトの環境評価を行うための大気境界層の観測および農薬の拡散実験について講演を行いました。次に、農業現場での利用を考えて、精度良く最低気温を予測する“霜ウォッチ“の開発や西条柿の発芽予測システムの開発および防風林の防風効果に関するシミュレーション結果などについて話をしました。次に、最近話題となっている、地球温暖化について、温室効果、地球温暖化との違いなどについて話しました。地球がだんだん暖かくなっていますが、これは人間活動によるもので、将来のことを考えれば、早急に低炭素社会の実現に向けて行動しなければなりません。水は循環するし、森林はCO2を循環させます。低酸素社会を実現するためには、持続的発展を目指した、循環を基調とした社会作りが必要であること、これには'農'の果たす役割が非常大きいことなどを資料を使って話をいたしました。
お忙しい中、多くの人に集まっていただき、このような機会を与えていただきました関係の皆様方に心より感謝申し上げます。(早川先生談)
主催:滋賀大学経済学部附属リスク研究センター
TEL:0749-27-1404(内線396) FAX:0749-27-1189
e-mail address:risk@biwako.shiga-u.ac.jp
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