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『投資の戦略的な意思決定:リアルオプションとゲーム理論の応用分析』
日時:平成16年9月15日(水)13:00~14:30概要:本稿は、Dixit and Pindyck(1994), Grenadier(1996)が提示した 戦略的環境を考慮したリアルオプションモデルを企業間に事後的な先発企業の優位性を仮定した モデルに拡張し、投資の戦略的な意思決定を分析する。本稿のモデルは、製品価格に影響を与える 外生ショックの初期値に依存して、逐次参入と同時参入の2種類の均衡が存在することを示す。 逐次参入において、2社の企業がそれぞれ先に市場に参入しようと試みる結果、先発企業になる ために早期の参入が必要となり、先発企業の優位性を争う結果、協調できるなら避けられる非効率的な 同時参入が起きることが示される。
会場:滋賀大学経済学部 校舎棟 遠隔講義室
司会:井手一郎助教授 (本学経済学部)
主催:滋賀大学経済学部附属リスク研究センター
TEL:0749-27-1404(内線396) FAX:0749-27-1189
e-mail address:risk@biwako.shiga-u.ac.jp
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