近江地域史学習用eラーニング教材の開発
特任准教授 鈴木 正信


(1)は、滋賀県域の古代遺跡・史跡に関する問題を四択で出題し、解答を選択・送信すると、解説と参考文献が表示されるようにした。(2)は、古代史料(古文書等)の解読に必要な異体字を表示し、解答を記述して送信すると、正答が表示されるようにした。(1)・(2)はともにPCだけでなく、タブレットPCやスマートフォンからでも利用できるようにした。
これらの教材は、研究代表者の担当講義「日本の歴史」(経済学部・教育学部にて開講、秋学期は環びわ湖大学・地域コンソーシアム単位互換科目としても提供)において試験運用し、授業最終回にアンケートを実施した。今後は、アンケートの集計結果を踏まえて、教材の改良を行うとともに、取り上げる遺跡・史跡や異体字のバリエーションを増やすことを計画している。
また、モバイル端末でより簡易に再生可能な動画教材を開発するなど、手軽かつ身近な媒体を活用することで、地域史の魅力をより多くの学生に発信していきたいと考えている。
なお、滋賀大学教育改革フォーラム教育改革助成プロジェクト成果報告会(平成25年3月21日)での報告「eラーニング教材の開発・導入による教育の充実に向けたプロジェクト」において、本研究の成果の一部を紹介した。また、研究の成果と課題を論文としてまとめる予定である。
研究成果一覧のページに戻る