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滋賀県米原市柏原成菩提院における古文書調査と整理

社会システム学科 准教授 青柳周一
 今年度は、約1,000点の成菩提院文書の目録化を達成し、これによって今後の文書全体の調査・整理事業に見通しを付けることが可能となった。
 また、成菩提院文書は貴重な歴史文化財であるにも関わらず、保存状態は必ずしも良好とはいえず、特に古文書が数点~数十点ずつまとめられて酸性紙封筒に詰め込まれている点に大きな問題がある。そこで、我々調査・整理グループで検討した結果、古文書を保存するには一点ずつ中性紙封筒に納めるべきであるとの認識で一致し、調査・研究助成によって新たに古文書保存専用中性紙封筒4,000枚(長1・角2)を製作した。これにより、成菩提院文書を適切な環境で保存する筋道が立った。
 これまでの成菩提院文書の調査・整理事業の概要と、今年度調査した古文書の内容について、青柳は「〈研究ノート〉米原市柏原成菩提院所蔵の近世史料調査について」を執筆し、滋賀大学経済学部附属史料館『研究紀要』第43号(平成22年3月)に掲載した。

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